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 WAHAHA本舗 佐藤正宏「踊る座長3」

 @下北沢 ザ・スズナリ
 演出:食始

 1993/8/13(金)7:15-9:40 晴れ      花道前下手

 今年は、ちゃんと大衆芝居仕立て。踊りは、ちょっとだけね。
 劇場、入って花道。スズナリ中央よこにドカンと。折れて73まで急坂。
 客入れの時、恐がって降りられない客あり。よじ登る客あり。なんかかわいそう。
 客席にはゴザ、両壁はムシロ。江戸時代の芝居小屋というより、海の家でのお芝居。
 
 おねえさん達と殊勝なお子が、缶ビ−ルとチュ−ハイ他販売。不思議料理人BILL
 ・カミカワの団子(揚げたやつ)、初登場。わたしは食べなかったけど、おばさんが
 美味しいといってました。好評。これで ソ−ス焼きそば があれば、もはやスズナリ
 じゃなくなっちゃいます。立ち見もでて、わいわいの待ち時間。 
 今年はクラッカ−とテ−プの販売無し。去年、かたするの大変だったのかな。残念。

 そんなこんなで開幕。お話し。芝居の段取りをつけるはずのものが、雲助に殺され、
 困る村人たちの前に現れる、流れ者の元女形(佐藤)。芝居の手ほどきかって出る。
 前半は、芝居のメイキング、後半は、劇中劇 の休みを挟んだ2部構成。
 きちんとしたお芝居。去年までの踊りとト−ク、時よりモンド兄弟風とは、趣が違い
 ます。その分、役者が前面に出てる。おほほ商会 森岡の力み演技、森のへび親分
 など楽しませてくれます。
 佐藤氏は脇にまわっちゃてて、踊りも破綻がない。つまんないな。あと声ががらがら
 でヘロヘロ。御自愛くださいませ。
 ともかくも、おひねり、手拍子パンパンですっとしたな のお祭り公演でした。

 客入れはもたもた。列の間に客を詰めようとしても、お姉さん達がいやがって協力
 しない。ふつうの小劇場のお客としちゃ、そうなのでしょう。駅前でやってたころ
 とは、WAHAHAの客は違ってるし、考えてほしいところ。