惑星ピスタチオ「白血球ライダー2000」
＠新宿 シアターアプル (1999/11/13-23 10ステージ) 全指定前売り当日共5500
作・演出：西田シャトナー 照明：大塚雅史[DASH COMPANY]
音響：Alain Nouveau 衣裳：斉藤まさみ 舞台美術：橘宣行彫刻ランド
舞台監督：鈴木田竜二[寿団事務所] 医学監修：西田佳史（医学博士）
グラフィック・デザイン：黒田武志[SAND SCAPE] 総合プロデュース：池口登紀子
制作：塩谷雅子 企画・制作：（有）オフィス・ピスタチオ
出演：
腹筋善之介：シロー・シロガネ
保村大和 ：機動刑事ＪＢ
宇田尚純 ：機動刑事ギャリソン
福岡ゆみこ：機動刑事小雪
希ノボリコ[劇団☆世界一団] 劇団ＨＰ：機動刑事パール
末満健一 ：ホクト（革命運動家）
高木稟 [転球劇場] 劇団ＨＰ ：ガーン将軍（セル・ショッカー司令官）
進藤則夫[帰ってきたゑびす] ：参謀ブラッカイマー
川田陽子[劇団 ２年６組山田学級] ：ノンレム（脳細胞。シローの元恋人）
坂口修一[T∀NT RYTHM] 劇団ＨＰ ：ミラマックス（新免疫警察・警視総監）
44北川 ：教祖フロイト
1999/11/14(日)晴れ 6:05-8:05PM(2'00) 中段より 客席6割(400人）
客層：20才代中心。女性過半数。太めと体型が似た男性が目に付いたねこ。
客入れ：B3変形パンフはやや大型。キャストが写真付紹介なのが○。物販。
チャンと製本した過去の脚本。限定Ｔシャツ（ビデオ付？3500）あり。1/10
スケールの舞台オブジェ・ミニチュア展示。
'94公演以来の再演。とわいえメンバー、内容を一新しての今回は、もう別物。
舞台。モビルスーツ？、モアイ？、前屈したよな人形オブジェ三体。
お話。拡散した白血球ライダー・シロー。復活も記憶混濁。免疫警察とタッグを
組んでの怪物との死闘。妹・小雪の喪失。そんな胸苦しい思い出ばかり。自分は
何者で、何のためにここいるのか。そんな自問自答をする間もなく、怪物は跳梁
跋扈、シローを狙い撃ちしてきて。
遊んでられないピスタチオ。おとぼけギャグの呑気さ小。パワーマイム控えめ。
医学用語ら多義、饒舌な台詞、怒涛の肉連演技で迫る、哲学テーマ。存在を
巡る考察。をモブな動き全編全開で「思考」。個人技はその分表に出ず、腹筋
１人芝居さえ、本編から脱線しない統制ぶり。
実験のたゆまない意欲は買うけど、どうにもすっきりしない。やたら盛りこまれ、
先走る暴走機関車な芝居に取り残されるねこ。そもそも、第一に台詞が聞き取り
難いのが辛い。ヘッドセットして、スピーカーに流すことはしない？。
照明はいつもながらきれい。赤色・血液のおどろおどろさから、清涼な白色光への
転換など印象に残るねこ。ラストの暗転（鼓動）も、無からの再生を伺わせて○。
衣装きっちりと造り込み。スタッフも気合いれている様子。
関西の役者をみるお楽しみ。転球劇場・高木さん。佐々木蔵之介のガーンとは
正反対の脱力ぶり。大阪弁で面白み増し。世界一団・希ノボリコさん。小豆のよう。
よく動いて気持ちよし。帰ってきたゑびす・進藤さん。２回目客演で堂々、とけこん
でてよし。
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