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 ONEOR8+三鷹市芸術文化センターpresents「ゴールデンアワー」

 @三鷹 三鷹市芸術文化センター 星のホール(2010/2/5-14 12ステージ)
 http://mitaka.jpn.org/geibun/
 全指定 一般前売3500円 一般当日3800円 高校生以下1500円

 作・演出:田村孝裕 舞台美術:香坂奈奈 照明:伊藤孝 音響:今西工
 衣裳:福田千亜紀 演出助手:城野健 舞台監督:村岡晋
 宣伝美術:美香、桑山慧人(Pri-graphics) 制作:森川健太、高田雅士、椎名浩子
 プロデューサー:森元隆樹 企画製作:ONEOR8、(財)三鷹市芸術文化振興財団
 主催:(財)三鷹市芸術文化振興財団
 出演:
 ほっしゃん。:弘(兄)
 恩田隆一  :章二(料理人 弟)

 西山繭子  :川尻(弘の連れ)

 野本光一郎 :杉山(料理人)
 高山のえみ :加奈(食堂バイト)
 内山ちひろ :さやか(加奈友)
 和田ひろこ :恵(加奈友 妊婦)

 宮沢大地  :原田(食堂の客)
 保倉大朔  :山本(原田の会社同僚)
 伊藤俊輔  :牧野(原田の会社同僚 眼鏡)

 根岸季衣  :大石(食堂バイト)

 2010/2/11(祝木)雨 6:35-8:15PM(1'40)最前方中央 客席ほぼ満員(230?人)
 客層:老若男女幅広く、男女半々かな。
 客入れ:通常座席。舞台高めで座っての芝居も問題なし。傘立て案内、クローク
 ともキチンと。折り込みチラシ極厚 ビニール袋入り 鉛筆付きで親切。パンフ
 B5 3ページ。挨拶、配役、スタッフ。次回公演 9月@シアタートラム。
 カーテンコール1回 暖かな拍手で沸き。

 2002年初演@駅前劇場。劇場を拡大して再演。吉本芸人のほっしゃん。が参加。
 舞台。街角中華食堂の2階。もと住宅の2間ぶちきりの畳座敷。座卓が4つ等配。
 上手に襖、下手にテレビ、ビール冷蔵庫。奥にキッチン、ダムウェイター、トイレ。

 お話。ラーメン店店主は子供時代、両親の離婚から兄と別れ別れとなる。入院した
 父が弱気となり、長らく離れていた兄を呼び戻す。恋人を伴ってやってきた兄は、
 すっかり関西人となっている。生活は楽ではなさそうだが表にはださない。そんな
 出来事のラーメン屋を舞台に、家族と店員、常連客のなにげなくもすったもんだな
 ドラマを描き重ねていく。

 甘辛な人生、種々思いと人間関係の交錯を丁寧に描いていく。きれい事ではすまない
 世をシビアにみつめつ、愚かで小さな人間を否定せず、暖かい。なんか達観したよな
 和らぎと笑いに、25才でこんなの書いちゃったなんてと驚き呆れるねこ。ラストで
 兄弟達の「ゴールデンアワー」な時代に装置急転換。ぐっときちゃうねこ。

 役者。兄役・ほっしゃん。ゆったりマイペース、ちと間延び感あり。恋人役・西山
 繭子。美人、小気味よい演技。あわてん坊、実は苦労人役の根岸季衣。外した間が
 いい。ニューハーフの店員・高山のえみ。スタイル、性格描写とも好感度高し。

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