＠新宿 新宿シアタートップス（2022/11/26-12/04 12ステージ）
全指定 4500円 前半割引4000円 U25割 2500円 当日券＋500円
作・演出：田村孝裕 舞台監督：宮島雄一郎 演出部：古屋治男、野本光一郎
舞台美術：稲田美智子 照明：吉川ひろ子 音響：今西工 宣伝美術：郷志郎
当日運営：須藤千代子、大槻志保 制作協力：和田ひろこ
企画・製作：ONEOR8
出演
冨田直美：水元
山口森広：金田
高畑こと美：地花
恩田隆一：火野
伊藤俊輔：木之下
矢部太郎：土屋
奥田 努：天堂
高畑裕太：海
成田沙織：メイ
2022/11/30(水)晴|雨 7:02-8:57PM(1'55)最前方 客席9割(100人)
客層：20-30才代中心、男女半々。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。通常客席。当日パンフ B5 3ページ。
劇団員2名ずつ交替で客入れ。のぼせ気味の山口さん。物販。上演台本1200円、
Tシャツほか。カーテンコール1回後規制退場。
久々（2019年2月〜）の新作公演。コロナ禍の物語なので、再演はないとのこと。
舞台。モノトーンの抽象。中央に黒い箱、調度品に見立て。ぐるり板壁は開けて、
所々のドア。上に8種のペンダントライト。
お話。探偵に盗聴器調査を依頼した女性は「ない」ことが納得出来ず、新米探偵を
困らせる。飲食店開業準備の女性のもと、昔馴染みの男が強引に迫って困らせる。
その男も仕事で窮地にあり、部下に無理を言っては困らせる（などまだまだ続く）。
コロナ禍発端で困った目にあっている人達の一夜の数奇な物語。
密度高くて複雑な悲嘆で、渋滞しそうな悲劇。因縁話をミステリー仕立てに明かす
展開で興味津々と繋ぎ。善き人が転んでいく、人の弱さ、愚かさが露呈する、
嫌な内容だけど装うことはせず。今の時代にあってすっと胸に落ち、また沁みるもの
あり。字面だと暗そうなとこも、活きた役者達のライブではほの明るさ、滑稽味さえ
感じさせ。「メイ」の懸命ダンスもまた。舞台って不思議と改めて思うねこ。
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