＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2023/02/17-19 5ステージ）
全自由 予約 一般3500円 学生2500円 高校生以下 無料
当日 一般3800円 学生 2800円 高校生以下 500円
＠三重 三重県文化会館小ホール 1/28-29
作・演出：畑澤聖悟 ドラマターグ・演出助手：工藤千夏
舞台美術・宣伝美術イラスト：山下昇平 舞台監督：中西隆雄 音響：藤平美保子
照明：中島俊嗣 プロデュース：佐藤誠 制作：秋庭里美、奈良岡真弓、福嶋朋也、
木村知子、佐藤宏之、渋井千佳子 宣伝美術：工藤規雄+渡辺佳奈子
監修：原田修一 主催：渡辺源四郎商店、なべげんわーく合同会社
企画制作：なべげんわーく合同会社
出演：山上由美子、音喜多咲子、下山寿音、沼畑枝里、東さわ子[劇団東演]
2023/02/19(日)晴 11:01-12:26PM(1'17)前方上手 客席ほぼ満員(50人)
客層：中高生～じじばばまで20-30才代中心に幅広く。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。開場時15人ほど。クッション追加椅子4列。
空席案内常時。当日パンフ A4 2枚。物販。上演台本ほか色々。開演前に畑澤さんから
青函連絡船の歴史とシリーズの紹介。 カーテンコール1回後規制退場。
青函連絡船を題材にしたシリーズ4作目。
舞台。中央に通路、左右にいろいろなかぶり物船。みかんは積み荷。機関車や大砲も
あるという意味深。背景壁に段ボールの樺太、北海道、東北。下手壁は朝鮮半島、
旧満州、台湾。
お話。スコットランド建造の姉妹船 比羅夫丸・田村丸が最初の青函連絡船として
活躍した16年間を中心、彼女達の目でみた激動の近代日本と併せ描くクロニクル。
モノ語りに忍ぶ、人情の機微、悲喜劇がタップリ。くるくる役(船）変わりしながらの
役者芝居が楽しく、悲喜こもごもドラマチックなエピソードに一喜一憂。
やがて暗雲。幸福を運んでいるつもりの物流生業が知らず、軍国主義の片棒を担ぐ
ことに。タイトルのスコットランド発祥の親交を結ぶ歌「Auld Lang Syne」が
別れの歌「螢の光」となるも束の間、戦意高揚の歌詞が加えられるのが象徴的。
愛着がもてる船キャラだけに残酷が試練が身に沁み。ウクライナ侵攻でロシアを
責めるけど、日本も相当非道いと改めて。転生ならぬスクラップアンドビルド方式
での再会には涙。辛い現実から夢のようなラストが素敵。
[月間一覧］