遊劇体 第24回「青空三幕」
＠新宿・タイニイアリス (1996/5/17-19 3ステージ 京都5/10-12 横浜5/21）
前売2200当日2500
作・演出：キタモト マサヤ
1996/5/17(金)7:10-8:45PM 曇 最前列より 客席ほぼ満員（90人）
初見。結成12年、関西の劇団。野外劇とか得意らしい。今回は小劇場にて
東京初公演。
舞台。曲線な棒フェンスで囲まれたお屋敷？公園？。中央には縁取りだけの
窓。床は土を模した感じ。
お話。オムニバス3話。孤独な人、精神の行動と有り様を描く。通して、風
に乗って移動する蜘蛛が繋ぐ。視点が次第、大きくなる構成。地上､人、家族
、空、宇宙、神の手前・・。
時に散文詩のような台詞。昆虫、スピリッツ？といった象徴キャラ。柔軟な
時空を巡る視点。が緩やかに緻密に展開。均衡が崩れないの見事。台詞は
平易。独特の澄んだ味わい、○。内省する心にやさしい手と拒絶の悲しさ。
夢想と現実の毒。に辛い時代、優しい音楽が派出した'70年代彷彿。
真摯さに好感ねこ。過ぎた時代な感じ。沈着する登場人物の自己完結さに
はちとげんなり。で、△も好みの問題。
役者。達者。力感じる。うわさのスペクタクルも含め、テントや野外で観たし。
蜘蛛役の杉浦さんのきりりとした声と表情が好き。
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