遊気舎「じゃばら」
＠下北沢・本多劇場(1997/8/16-21 8ステージ) 全指定前売3,500当日3,800
作・演出：後藤ひろひと
出演：川下大洋、久保田浩、楠見薫、谷省吾、
西田正彦、うべん、中平みほ、魔瑠、工藤まき、イシダトウショウ、VinayTalley
後藤ひろひと、堀部隆次（アコーディオン）、あきちんぽ（お客）他全32名
1997/8/17(日）曇り 7:10-9:30pm 中段から 客席満員(400人)
客層：20〜30才代中心。男女半々？。乗りがいいお客でした。
客入れ：イベント・ハンマープライス(6:30pm〜）失念。遅刻ねこにも座席親切教
えてくれて○。豪華パンフは、サイン会の盛況に気が引けて買わずじまい。次回
公演（'97-12紀伊國屋ホール）でも買えるのかな（ＦＤ台本も）
VO.14公演（'93-8駅前劇場５ステージ）の再演。ラテンキング('92)、江ノ島のイベン
ト('92)に続く３回目の関東公演。ラテン・・からイメージ一新で見直した記憶あ
り。なお、台風一過晴れの千秋楽にみたねこ。
舞台。見せ物小屋の六角形上がり舞台。両開きのカーテン、呼び込み看板、電飾。
両袖の外に連なるアーチはコリドーのよう。本多の大きさも思ったより活かして
るけど、袖空間寒いのが残念。欲いえば、テント公演な密室、裏町雰囲気のがよ
り○と思うねこ。
お話。１９世紀、ロンドン。フリークスの見せ物小屋。「エレファントマン」の
モデルとなった史実。の真実を描こうとする現代の青年監督。財産相続のコンペ
でもあるその映画撮影。ライバルの乱入と混乱。一方、死にながら生き続ける老
人とその医師、皮膚病を引き起こす偽薬をうる商人もまた撮影に絡んでくる。錯
綜はやがて時を越えて、彼らを呼び戻して。
後藤氏のフリークスなるもの、関わるものへの愛情と哀感、溢れる。じんわりね
こ。それに応えるように、役者とスタッフ、気合いいれまくり。やるじゃん感想
猥雑さの中、ピンと張りつめた透徹さ、クールさあり。すっきり洗練、初演よか
見晴らしいい感じも○。そんな秋の空のもと、時折聞こえる祭囃子、いか焼きの
匂い：箸休め的ギャグの頻発。おなじみの伊藤、ミキキャラ他。ヒキョウ最高な
子供ギャグな昆虫君。亜流・ホルマリン兄弟（後藤、久保田）。などキャラ。場
内アナウンスのくすぐり、「アバよ」な一発ギャグも○（初心者は？？なとこあ
るかなとお気の毒。上記の劇団ＨＰ内「用語集」で予習すればＯＫ（かな）。）
こんないつものおやつが、ご飯よか美味しかったりするねこ。
なせいか、ちと夕食食べられない、じゃなくきりりとしたシリアスに前半なんか
なじめず。後半、気を取り直し。初演よか２０分？長いのは個人的肉体的に△。
堪能はしたんだけど。
重層と錯綜の構成◎。前世紀の見せ物小屋と現代の映画撮影、それぞれに敵対す
る人達、エピソードを類似、オーバーラップさせる。その入れ替わり立ち替わり
は、お客幻惑の面白さ。老人とそのアコーディオンを時を繋ぐものとしておき、
ラストに収束させる手引き。巧さ◎。アトピーや偽薬など現代の病理を添えるの
は判るけど、なんかはっきりしない感じ。
役者。昆虫君：楠見さんの勝手に遊んでます◎。監督じゃ、妖しく濃く。好き。
いつも通りの、羽曳野の伊藤がくすんでみえる。うべんさん。美しい。好き。
興業主：川下大洋さん、医師？：西田正彦さん。舞台締めて◎。堀部隆次さん。
遠くから聞こえるような、沁みるアコーディオンの音◎。ＣＤ出されているのか
しら。初演のキャスト表みつかんないので、対比リスト掲載できず。残念。
今日のハンマープライス
って今回だけですが。なんでも、ニフティfstageのオフだったらしく、競り落
とした方が２名いらっしゃったとか、デートの日取りはまたその報告は如何な
ものでしょうか。前述のように遅刻ねこは、NO.4から見ましたです。
NO.4 後藤ひろひと「後藤氏の１０分間脚本」
21500円男子大学生様。「やりたいことはなにか」とエヴァン系でしょうか、自分
探し？の脚本を希望。
NO.5 谷省吾「コウナン大学原稿用紙、小銭入れ、ヌンチャク、谷さんとデート券」
23000円ＯＬ？様。デート券がおまけのような扱いだったのに笑うねこ。
NO.6 久保田浩「羽曳野の伊藤・手造りフィギュア。ブーメラン、マスク他付き」
20000円ＯＬ？様。近くで見たかったなあ、人形。デート券ついてたかな。
NO.7 小須田康人「バンジージャンプを一緒にする券。遊気舎の役者付き」
31000円ＯＬ？様。最初、山本→久保田指名変更？。月曜に会社いってから日取り
をきめるとのことでしたが。バンジーは2500円／回なんだ。高いんだか安いんだか
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