山崎広太・rosy CO.,「Ｃｈｏｌｏｎ ショロン」
＠渋谷 シアターコクーン(2001/5/18-20 3ステージ)
全指定前売り当日とも S席4800円 A席3800円 B席2800円
振付・構成：山崎広太 美術：伊東豊雄
照明：足立恒 作曲：美術協力：菅谷昌弘 選曲：山崎広太 音響：江澤千香子
美術協力：ヨコミゾマコト チューブ製作：イノウエインダストリイズ
映像協力：エンドウユタカ プロダクションマネージャー：小林清孝
舞台監督：金谷健司 衣装プラン：KASH CO., 企画制作：カッシュ
公演情報ＨＰ（期間限定） http://go.to/cholon
伊東豊雄仕事リスト http://www.japan-architect.co.jp/japanese/2maga/ja/ja0041/profile.html
・せんだいメディアテーク 建築定点カメラ http://www.remus.dti.ne.jp/~pbx/
出演：
島田衣子、平山素子、嘉納由香子、小渕博美、大久保裕子、佐々木想美、
井口裕之、水内宏之、石橋シゲ、小見亨、島地保武、Sadira、山崎広太
2001/5/20(日)晴 7:10-8:55PM(25/休15/15/休15/35) 前方より 客席9割(700人)
客層：老若男女。ご近所縁者風からアーティスト風までとりどり。女性過半数
客入れ：受付前の列は予約、当日客のごちゃまぜ。係員の誘導あれど、仕切加減△。
さほど人数がいなにのが幸い。折り込みパンフ。Ａ４両面、白地に淡い青のスタイ
リッシュ。挨拶、アーティスト紹介など。物販なし。次回公演。9月のアメリカ
ツアーを経て、10/13,14ソロ「河内音頭と踊る。」＠ラフォーレＭ原宿。
気鋭の建築家・伊東豊雄とのコラボレーション、らしい今回。
舞台。舞台奥壁、一面にアルミ壁、プリーツ付きみたい等間隔に折り目。その手前
ビニール一面でスモーク。プレーンな空間に人の肌色、軟体な姿が浮かびん。
構成。20分、30分前後と短いシーンで三部作。音楽と背景美術でトーン替え。
１部。シンフォニックな響きの中、うねる通奏低音、きしむ生バイオリン。２，３
人のユニゾン、ソロがとりどり。中途からモーツァルトのアリアとなり、賑やか
雰囲気でおしゃべりするように関係性ダンス。床掃除まではじめるお茶目つき。
２部。スモーク。背面壁にテキストが幾重に重なりながら、横スクロール。1010
止めどない二進数。白い舞台に照明はアクアグリーン、からブルー一面。速い
ビートを刻むリズムボックスな音楽。に静かに女性ソロ、やがてユニゾン、男女
ペア。海草がごとくくねくねする男性、ほとんど動かず手足の屈曲動作する女性。
３部。節をもった白い布の柱が５本。衣装も真白。やがて、逆回しテープ音楽、
機械音、スクラッチ。ソロ、幾組かの男女ペア、女性３，４人のユニゾン取り混ぜ
１，２部の抑制から解き放たれたようにドライブ感上昇。と音がやみ、暗闇に白光
女性ペア。一人後ろに歩み、一人前面ソロ。男女ペアいくつか、パートナーを替え
ながら。レイジーなヴァイオリンやら弦入った音楽。５人でくみつほぐれず。
弦の繰り返し音にヴァイオリン、どこかエキゾチック。再び、ソロ、ユニゾンが
展開。
ブラウン運動にとりどり、刹那に絡まり別れるパノラマ。パターン替えながら
反復する動きはマイケル・ナイマンなダンス模様。生きるものの常、反復の日常を
描いてるようで、景色のように眺めるねこ。１部では昆虫、小動物な動きをいれて
ジャングルの生態系とも。基本の動きはいつものよう、バレエな伸びやかさ、
相対に麻痺系の手足の動きを入れて、いわゆる現代的。男女の駆け引き、けんか
な関係性をいれて、イデビアンクルー？なとこも。もっとも、物語には繋がらず
散発してるとこは違い。
求心はせず、流れていく様々は興味津々も、とこどこ退屈。終盤にドライブする
展開はダンサーの運動量多からやむなしかしら。休憩なしに刈り込み１時間版
とかみたいねこ。
できるダンサーを集めた感あり。小柄女性２人の切れのよさが印象。とりわけ、
アリス＠金子國義な風貌の女性。しなやかさとも◎。山崎さん。男、ガテン、な
存在感がゆるぎなくて○。
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