遊気舎プロデュース「マッハロッドでブロロロロー」
「超A級迷子 チーム・猛 バージョン」
＠大阪 扇町ミュージアムスクエア(2001/10/9-17 3ステージ；13m,15s,17s)
http://www.oms.gr.jp/
全自由 前売3000円 当日3500円
作：魔人ハンターミツルギ 演出：久保田浩
客入れ時コント「ガキ道場」作：大王 演出：楠見薫
舞台監督：永易健介 照明：池田哲朗 音響：Alain Nouveau 装置：篠垣雅男
衣裳：IKUKO-KUDO 衣裳協力：中村祐子、かとうきよみ、井元真理愛
小道具：二宮いづみ、佐藤広美、根岸千里 イラストレーション：土谷尚武[APOLLO]
宣伝美術：ウメキマキコ[APOLLO] 宣伝写真：鎌田輝彦 演出助手：斉藤明子
制作：大木裕子
出演：
チーム 猛 チーム 健太郎
迷子 ：魔瑠 小川十紀子
サラリーマン ：木村タケシ（新人） 山本忠
先輩 ：工藤まき バカボン
後輩 ：植田有紀 みきあすか
妻 ：岡田美子 中平みほ
夫 ：山本忠 てらさきよしのり（新人）
幸田 ：森野久美子 根岸千里
オタク女 ：菊丸 稲田真理
店員 ：大河まさひろ(新人） 森岩宏文（新人）
医者 ：久保田浩 ←
アンテナ＆作家：魔人ハンターミツルギ ←
アーティスト ：阿久津勝哉 ←
吉野 ：まついきよし −−−
野上 ：−−− まついきよし
葉山 ：峯素子 −−−
良子 ：−−− 峯素子
月山 ：篠垣雅男 −−−
日野 ：−−− 篠垣雅男
2001/10/13（土）晴 2:05-3:53PM(1'50) 最前列より 客席満員(160人)
客層：20-30才代中心、女性過半数。
客入れ：ねこ、遅れ入場で詳細不明。もぎり、場内整理は役者が担当。きっちり
詰めてて、誘導の手際の良さが伺われ。雛壇の全ベンチ席でみはらし○。
開演15分前から、コントあり。客参加のコント選び「痛い」(笑）アトラクションあり
今回はあろうことか「はずれ」。と思ったら、懐かしい、劇団レバノンズの不条理
コントやり（魔瑠、久保田、谷出演）。ホルマリン兄弟な久保田に場内爆笑。
折り込みパンフ。Ａ４ ４ページ「ズビズバ」。演出、久保田、谷対談。写真付き
キャスト一覧。役者のコラム掲載。物販。ポストカード、金楠の既ＣＤ。
いまや、座付作家・魔人ハンターミツルギ。自分ユニット「トリオ天満宮」のため、
４年前に書き下ろし長編とか。
舞台。コンクリート壁を模し、窓な開口をもつ戸板、４枚。椅子替わりのボックス
だけのシンプル。
お話。平凡リーマン、バス停間違えてここはどこ？。居合わせた、「プロの迷子」男
に案内され帰路帰宅。のはずだが、まてよ彼はプロ迷子。さらに迷った先ですれ
違う、変わった人達。オフィス恋愛のこじれから出社拒否のＯＬ。頭にアンテナを
はやした男。その主治医の自称・裏口入学の男。とか。果たして、リーマンは自宅
に帰ることができるのか。これもまた「迷子」である関わり会う人々、その行く末
はどうなるのか。日常からちょっとはみ出した人々、可笑しくて哀しいオムニバス。
奇天烈なキャラ、醒めたシニカルな顛末。その底に孤独への哀切感と優しい視点
あり、魔人ハンターミツルギらしい。笑いつつ、ほんのりしみじみねこ。歓びと
他方の悲しみを同時に描く、甘辛味も魅力。と、ぽつぽつと個々会話にいいとこ
あれど、全体は？。進行の牽引力、展開の構成力はうーん。役者個性大事の演出
もカバー仕切れず印象。独特味わいの発揮を次回に期待したいねこ。
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