44（よし）プロデュース ユニット「努力しないで出世する方法 2002version」
＠下北沢 本多劇場(2002/1/16-20 5ステージ)
全指定 前売3500円 当日3800円
作：中島淳彦 演出：さわまさし[劇団かしこい僕達]
舞台監督：高橋大輔[至福団] 照明：柿嵜清和 音響：田上篤志
舞台美術：高橋大輔[至福団] ヘアメイク：濱野善美
デザイン：サワダミユキ[フライ・ヤーヤ]
制作：杉咲和彌[オフィス カンナ・ビス] 製作：44 Creative Company
出演：
４４北川 ：？（雀荘「人生道場」店主）
井上カオリ ：幸子（雀荘常連客。ダンサー）
冨岡奈央子 ：？ （雀荘店主の妻）
かなやす慶行
：金石（雀荘常連客。保健会社勤務、接待草野球常連）
山内克也 ：？ （その草野球仲間）
西川たけし ：中村（雀荘常連客。喫茶店の息子）
堀口屯棒
：田所（雀荘近所の工場勤務。短期で直情な純真男）
大場達也 ：山下（その同僚）
榊 陽介 ：近藤（その同僚）
竹村絵美［流山児★事務所］：坂口（その同僚。田所が目を掛けている）
賀屋直子 ：？（雀荘下のスナック・ママ）
田中裕太郎：？（その常連客）
高山奈央子：ゆかり（雀荘下の食堂看板娘。日常に不満）
斉藤麻英子：？ （その姉。団体職員。堅物）
菅野臣太朗：横山（ナンパ師。実はマザコン？）
2002/1/19(土)晴 4:14-6:10PM(1'55) 中段より 客席9割(350人)
客層：20才代中心に幅広く。親類縁者お友達関係が多い印象。男女半々。
客入れ：名前別（あ〜さ／た〜）で受付。アナウンスがいき届かず、片方に長蛇。
折角の工夫を活かしてほしいねこ。ロビーで小美術展開催中。床をあげてるとこが
あるので、蹴躓かないよう注意。場内誘導頼めばあり。補助椅子２０？、見やすい
位置へと変更あり。折り込みパンフ。Ａ４ ４ページ。挨拶、カラー刷り写真付き
役者自己紹介、稽古場写真掲載。配役表がほしいねこ。
２本立て企画、後編（前編は、じんのひろあき作品）。最近だと、道学先生に作品
提供の中島淳彦・新作。
舞台。くすんだ色の壁の殺風景な部屋、上手と３つの雀卓、丸い背もたれの椅子
各４。上手手前にソファ、正面上手よりに窓、下手寄りにピンク電話、レジスターが
のったカウンター。後ろの壁にマジックで書いたメニュ張り紙。隣の開口から
ビールケースが見え。舞台上手1/3がビル廊下。袖にトイレ、奥側に階段の設定。
お話。閑古鳥の雀荘。徹夜麻雀の夜が明けて、仕事してるのか！？な奴ら。昼から
草野球は接待仕事？とか、今日も仕事なしとか。ラジオ体操の職員にからかい声を
掛けたまではいいが、短気な作業員怒鳴り込んできて大騒ぎ。その作業員に振り回
されて困り顔の同僚。なんでも、彼は女性社員に目を掛けすぎ、ストーカー同然と
いう。その同僚達といえば、行きつけの食堂の子に岡惚れ。その食堂の子は冒険の
志で雀荘、するなら賭麻雀、男性ともと危うい。ナンパ師が手をだし、堅物姉に
見つかって、大騒ぎ。そいから、雀荘の店主はガン？かと検査も一人で行けず、
つき合ってくれた女性と、実はむふふ関係。ばれて、妻に見限られて、とほほ。
スナックママと添い遂げようと、常連客は既婚そっちのけ。色恋沙汰と青春の
終わりにじたばたとする、ドタバタ芝居。
不安に吹き溜まりな若者風景、コミカルに。恋愛沙汰あれこれが畳み込みにスラッ
プスティック、笑いの中にも切ない思いを覗かせてほろり。登場するのは概ねダメ
なやつ。でも、甘えやいい加減さに優しい視点があり、中島作品らしい。演出は奇を
てらわずも、メリハリあり。元気懸命の役者芝居とも、直球の味わい。ストーカー
同然男の思いが通じちゃうとか釈然としないとこ、全体捻りがないとこは、うーん
ねこ。これはこれでよし？。
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