＠神保町 神保町花月(2010/4/28-5/3 ステージ)
http://www.fandango.co.jp/jimbocho/index.html
全指定 前売2000円 当日2300円
作・演出：永野宗典[ヨーロッパ企画] 劇場監督：湊裕美子
チラシイラスト：永野宗典
出演：
永野宗典[ヨーロッパ企画]：永野（ムネリンピック会長）
角田貴志[ヨーロッパ企画]：角田（永野の友人 ムネリンピック事務局）
家城啓之[カリカ]：山田（フリーライター）
林克治 [カリカ]：林田みつる（会社員)
押見泰憲[犬の心]：押川たもつ（学生）
池谷賢二[犬の心]：池内ゆうすけ（駐禁監視員）
ジャングルポケット太田、斉藤（ゲスト）：ムネリンピック新人選手
2010/4/29(木祝)晴 4:01-5:45PM（1'29)後方下手 客席ほぼ満員(150人)
客層：ほぼ全員10-20才代前半女性。お友達連れ中心。
客入れ：無機質のキューブ建物が結構特異。映画館併設。劇場は2F、駅前劇場を
一回り大きくしたサイズ。跳ね上がり椅子が見たことないタイプ。最後尾とサイド
に補助椅子追加。前売り完売、今回の当日券も売り切れ。パンフ A4 両面。稽古場
写真貼り付け。物販。台本？。カーテンコール トーク込み15分。
終演後に、劇場ロビーのオロナミンＣ自販機専用のコインを全プレ。
舞台。素舞台。
お話。永野会長主催の謎の競技大会、ムネリンピック。新人選手の研修で明かされて
いく内容。「クローズムネー」にらめっこ、「ムネラロ」高い声を出す。ガストで
開催したり(ビデオ)。「しゃくれんぼ」勝手に他人の家に上がり料理をつくる、
「顔面F1レース」表情でスピード感を出す。ゴールド会員になると高度の競技に
参加できる一名だけやるき、でもあっさりもらえるとわかったとたん、大地震発生。
建屋に閉じこめられる一同。あれこれ諍い。
唐突にイベントないならと、会長自ら自殺イベント開催。犯人はに、アナタの熱狂が
会長を殺したとアングラ劇展開。と会長生き返り、遺書は「演劇死」、虚構の中で
しか生きられない人々「演劇奴隷」を表現、会長が自ら脚本を書いたメタ演劇である
と暴露。観客にとっての虚構を代理人として表現したと。
ここで改めて開催宣言、晴（はれ）と褻（け）のつづれ織りを見せましょう。
「ム名塾」名優の表情を完コピする。ダメだし。「マイムマイム」未知のシチュエー
ションで無言劇を演じる。ここでも役と自身の間に狭間について、ダメだし。ペナル
ティは役者のペナルティを消去するというもの。いくつかの稽古を経て、次々プロ
フィール、アイデンティティを奪われていく役者達。最終イベント「メタメタメタ」
稽古初日の役者達の赤裸々な告白テキストを使用、本人自身に演じさせる。役者達
約束違反と激高。大もめのまま、カーテンコールまでギスギスしたムードを引きづり
仕舞い。
プログレでアングラな演劇マニア主宰公演。演劇のツールで芸人達を揺さぶるのが
趣旨とか。前半は奇天烈とほほな競技で失笑誘い、後半は一転してメタ演劇で観客
置いてきぼり。いじられがちな永野さん、膨らませようと七転八倒の芸人にぽつぽつ
笑いは起こるけど、困った顔の観客達。ヨーロッパ企画でひた隠しの永野暗黒面を
みたようでむしろ好感、面白くみるねこ。
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