＠神戸新開地 神戸アートビレッジセンター(2011/5/12-15 5ステージ)
http://kavc.or.jp/
全指定 前売3000円 当日3300円 学生2500円
作・演出：久保田浩 舞台監督：永易健介 照明：池田哲朗 音響： Alain Noveau
舞台美術：堀容子、池田ともゆき 宣伝美術：岩本博 制作：峯素子、宮崎由美
出演：
西田政彦 ：真木まさお（元名うての不良）
宿南麻衣 ：三文紀枝（まさおの恋人）
谷省吾 ：松田豊吉（銭湯おやじ 元動物園職員）
魔瑠 ：春美（豊吉の孫 長女）
峯素子 ：千夏（豊吉の孫 次女）
小川十紀子：秋江（豊吉の孫 三女）
岸千尋 ：真冬（豊吉の孫 四女）
万年香奈 ：愛華（春美の娘）
あゆみ ：絵里子（千夏の娘）
羽曳野の伊藤：羽曳野の伊藤
石井正幾 ：乙骨好男（ストリートミュージシャン 伊藤の弟子）
長尾ジョージ：茶色司郎（ブラウン 巡査）
森岡拓磨 ：三文三郎（紀枝の弟)
2011/5/14(土)晴 5:07-7:01PM(1'54)最前方下手 客席9割（170人）
客層：高校生からじじばばまで幅広く。もしか親子2代も？。
客入れ：劇場入口で、乙骨こと石井君がストリートライブ。先行予約で当たるよ掲示
が受付に大きく。舞台へ移動した乙骨、開演前に清々しいギターソロを聴かせ。
折り込みチラシそれなり。ビニール袋入り。パンフ A4 3ページ。写真付配役と
インタビュー。乙骨と羽曳野の伊藤の前2作の冒険について説明。
物販。文庫カバー600円。風呂敷1500円。ＤＶＤほか。 カーテンコール1回
しばし、金縛りに会ったみたいに誰も立たない客席。
久保田浩の考える、現代口語演劇三作目。前回に続き、舞台はかつての繁華街新開地。
お騒がせキャラで、羽曳野の伊藤(久保田)と乙骨君(石井）が共通登場。
舞台。中庭に面した縁側。銭湯の脱衣場跡地と知られ。正面に100歳おめでとうの
横断幕。上手に2階母屋への階段。
お話。銭湯を営んでいた祖父が誕生日に大往生。集まっていた四姉妹は自然昔話。
戦時中、祖父が動物園の動物達を守りきれなかったとのエピソードやら、生と死の
逸話が交錯。子供を産むか悩み、相方が病気の姉妹には感じるとこ多々。そんな
ところに怪人・羽曳野の伊藤。月（冥府）にいる祖父に頼まれ、日記をもらいに
きたという。
町と人、生き物の生と死をテーマ、戦中と現代の悩み，哀しみを往還、重ねていく
人情芝居。時を越えて繋ぎみせる会話とか、線が切れた電話機を繋ぐとか、泣かせる
演出工夫あり。今回もネイティブ関西弁のやり取りが活き活きと、またしんみりと
気持ちを伝えて素敵。普通な運びでいい芝居なのに飛び道具・羽曳野の伊藤が登場。
奇天烈だけど、意外と大人な役柄で絡ませる独特風味を楽しむねこ。
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