＠下北沢 本多劇場(2013/1/31-2/3 5ステージ)
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全指定 前売6000円 当日6500円
作・演出：鈴木おさむ 舞台監督：中西輝彦 美術：池田ともゆき
演出部：太刀佑介ほか 音響：三森啓弘ほか 照明：五十嵐正夫ほか
衣装：SUSIE メイク：森下奈央子ほか 映像：渕野由美 宣伝美術：小川雅志
制作:片山勝三ほか プロデューサー：内藤豊
主催・企画・製作：(株) よしもとクリエイティブ・エージェンシー
出演：
今田耕司：父親
立川談春：男
大窪人衛[イキウメ]：息子
ぁみ(ありがとう)、伊藤真奈美、三代目姐、川出(ぬりえ）、西村(ラフレクラン)
2013/02/01(金)晴 7:02-8:34PM(1'31)後方中央 客席満員(380人)
客層：20歳代中心に若い客席、ライターら関係者も多そう、女性7，8割。
客入れ：ロビーは花盛り。帰りに狭い花道をつくるのは出がたいからやめて。
補助椅子なし。折り込みチラシ数枚。パンフなし。物販。パンフ A4変形 1000円。
なぜか巨大な買い物袋つき。カーテンコール2回1分。
放送作家・鈴木おさむの異種混合演劇シリーズ、最新。
舞台。客入れ時は一面真っ赤のボックス内。中央にテーブルと椅子4。下手に箱椅子
4つ列び。上手にリンゴをいれた透明ケース。
お話。息子を拘束されたクイズ番組のプロデューサー。鳴かず飛ばずもやっとヒット
に恵まれて起死回生の日々に突然の危機。犯人の男はクイズを出す当たれば開放、
外れたら殺すと、理不尽な要求。問題とはプロデューサーがかつてももらった名刺の
当人を呼ぶから、当てろというもの。いずれも彼がため憂き目に遭ったと曰く付き。
ヒントの問いかけは1回のみ。さて、どうなってしまうのでしょうか。そもそも男は
何者でなんのためにこんなことをしでかしたのしょうか。
トリッキーも、やがて深く突き刺さる心理劇。人を踏み台に成り上がったプロデュー
サー。その罪を問う表面的なものでなく、逆に評価し、弱者を蔑む。逆も真なりと
絶対のない世界を裏付けるように、後半今田と談春はなんども役を入れ替えて演じ。
ぐるぐる渦巻きの底、明かされる真相・真犯人。その絶対孤独の哀しさと憎悪に
しゅんとするねこ。今田と談春とも生硬な演技も懸命に演じ、他人を演じる落語や
コンと語りになると俄然闊達となるのに苦笑ねこ。
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