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 城山羊の会「身の引きしまる思い」

 @三鷹 三鷹市芸術文化センター 星のホール(2013/11/29-12/8 14ステージ)
 http://mitaka.jpn.org/geibun/
 全席自由(整理番号付)一般 前売3200円 当日3500円
 高校生以下1000円(前売・当日とも) 早期観劇割引・平日マチネ割引
 一般 前売2700円 当日3000円 高校生以下1000円(前売・当日とも)

 作・演出:山内ケンジ 舞台監督:森下紀彦、神永結花 照明:佐藤啓
 音響:藤平美保子 舞台美術:杉山至 衣裳:加藤和恵、平野里子 楽曲:大城静乃
 演出助手:岡部たかし 照明操作:森川敬子 音響操作:飯嶋智
 宣伝美術:螢光TOKYO+DESIGN BOY イラスト:コーロキキョーコ
 撮影:トーキョースタイル 制作助手:平野里子、渡邉美保、山村麻由美(E-Pin企画)
 制作:プロデューサー:城島和加乃(E-Pin企画)
 製作:城山羊の会 主催:公益財団法人三鷹市芸術文化振興財団
 出演:
 岸井ゆきの:妙子
 石橋けい :母(ミドリ)
 ふじきみつ彦:兄(ミツピコ)

 成瀬正太郎:添島テルユキ
 原田麻由 :ママ

 岩谷健司 :柏木(店長とも呼ばれる)
 岡部たかし:岡崎
 島田桃依[青年団]:美鈴(岡崎の妻)

 KONTA :赤井

 2013/12/01(日)快晴 7:36-9:23PM(1'47)前方中央 客席ほぼ満員(110人?)
 客層:20-30才代中心。男女半々。
 客入れ:ロビーでチラシ絵原画展開催。整理番号順入場、開場時20人ほど。
 両端はハの字置き パイプ椅子6列。いつもののようにクッション追加。
 折り込みチラシそれなり。パンフ A5 3ページ。物販。上演台本500円。
 終演後読んだ方が○。 カーテンコール1回。

 舞台。モデルハウスかというハイセンスリビング。コンクリートうち放しの埋め込み
 上手にシンク、奥の母屋。棚のピカソ画|父親遺影置きで場面切り替え。上手玄関|
 バー店舗とか。
 
 お話。娘は風邪熱に病死のはずの父が殺される夢を見るが、それを夢とは思えない。
 母親は父親亡き後困窮のあまり、裏風俗を営むバーにつとめ出す。ひょんな縁から
 秘密を知ってしまう娘と家族。そこは父が殺された夢の場所だった。

 意地悪で素敵なピカレスク昼メロサスペンス って何のこっちゃい。父を奪われた
 娘のやり場のない悲しみと憤りを母の裏切り、うろんなヤクザ大人世界への抗いに
 映し描く。夢と現実が困惑混在、娘にとってはすべて現実という切実さと奇妙さが
 痛く不思議な味わい。少女な危うさが強かさに転じていくのもまた。
 とこどこ不条理不連続な場面を挿入。お家芸の余計な一言、枝葉への脱線を仕掛けて
 胡散臭く楽しいところ。

 真顔で踏み外す役者達でより面白く。劇場支配人役にリアルスタッフの森本さん。
 前回当劇場公演同様、期待通りに意表を突く活躍。今回は死んだ後も登場して
 楽しませくれ、

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