＠三鷹 三鷹市芸術文化センター 星のホール(2019/10/04-14 10ステージ)12,13台風で中止。
全自由 前売り2500円 当日3000円 財団友の会-500円。U25 2000円 O60 2000円
高校生以下
作・演出：池田 亮 舞台美術・衣装：山本貴愛 舞台監督：黒澤多生
音響：鈴木はじめ（妖精大図鑑） 照明：中西美樹 宣伝美術：田中涼子
制作：黒澤たける 制作助手：佐々木啓太
出演：
高野ゆらこ：母
五島ケンノ介：父
中村亮太 ：子
森谷ふみ ：祖母、声優
矢野昌幸 ：祖父、俳優
石倉来輝 ：若父、弟父
児玉磨利 ：若母、弟母、声優
黒渾多生 ：弟、若子
小松太二郎：ディレクター、部下、取立、音響監督
田中祐希 ：技術スタッフ、部下、取立、上司
小谷浜ルナ：開演・終演アナウンス
鈴木はじめ：音響
中西美樹 ：照明
池田亮 ：映像
2019/10/08(火)晴 7:33-9:28PM(1'55)前方上手 客席ほぼ満員(140人）
客層：20-30才代中心。男女半々。
客入れ:開場時15人ほど、雛壇にハの字客席。折り込みチラシ厚め。
パンフ A5 3ページ＋配役表。物販。台本1000円、Tシャツ2500円。
カーテンコール1回。
舞台。フレームのボックス部屋2つが繋がって置かれ。中央、ソファ、テーブル、
コート掛けの居間。上手、ノートPCが置かれた机。客入れ時から後方を役者往来、
全域を使用。
お話。熟年離婚しよという夫婦。キャリア国家公務員、オリンピックを前に多忙
極める母と、定年後の仕事を探すのんき者の父。合理性を尊び、強弁を放つ母と
反り会わず、父を慕って暮らしてきた息子は、蘇った板挟み状態に苦闘する。
出会う前の父と母、男と女達のクロニクル。
追想と今が重なり、繰り返す悲劇に色濃く蔽われていく。虐めから帰ってみれば
両親は諍い、善きことを成そうとしても、母に理解してもらえない、正論で
ねじ伏せられる。実話を元にしたという生き地獄を、そうなってしまった訳を
深掘りしつつ、動きある展開と湿らせ過ぎないさじ加減で、味わい深いものとし。
板挟みの心情を具現化する装置や空間使いに工夫あり。石倉来輝のほとんどダンスな
身体ぶりが印象。高野ゆらこは猛っても冷静な演技で圧倒。
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