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　一般社団法人横浜若葉町計画公演「甘い傷2022」

　＠上野　上野ストアハウス(2022/02/23-27 5ステージ)
　全自由　前売当日4000円
　　＠横浜　若葉町ウォーフ 3/3-6 4ステージ

　作：平田俊子　演出：塩野谷正幸[流山児★事務所]
　照明：千田実(CHIDA OFFICE)　音響：藤田赤目　音響オペレーター：常田千晴
　美術：塩野谷正幸　衣裳：竹内陽子　作曲：諏訪創　プロデューサー：龍昇
　芸術監督：佐藤信　演出助手：小形知巳　舞台監督：岡島哲也
　イラスト：山中桃子　宣伝美術：金子裕美　写真：宮内勝　ビデオ：小口宏
　制作：畑中由紀子　制作協力：ヨルノハテ　助成：芸術文化振興基金蔵
　協賛：（株）S･T･S　主催：一般社団法人横浜若葉町計画

　出演：
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初演　　　　3演　　　　　 今回
　　　　　　　　　　　　　　　　　　2000/2/15-22　2016/12/17-25 2022/2/23-27
　　　　　　　　　　　　　　　　　　10ステージ　　12ステージ　　5ステージ
　　　　　　　　　　　　　　　　こまばアゴラ劇場　あくとれ　　 上野ストアハウス
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2022/2/23-27
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　4ステージ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　若葉町ウォーフ
　　　　　　　演出：福井泰司＋平田俊子＋藤井びん
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西沢栄治　　　塩野谷正幸
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1時間30分 　1時間40分     1時間39分

　橋詰ふみ（母。未亡人）　　　　　　：冷泉公裕　　藤井びん　　　龍昇
　橋詰敬一（兄。寝てばかりの中年男）：龍昇　　　　←　　　　　　瓜生和成
　橋詰慎二（弟。拾いものが好き）　　：高橋広吉　　塩野谷正幸　　奥田努
　橋詰桃子（慎二の妻）　　　　　　　：直井おさむ　瓜生和成　　　小林大輔
　川原(橋詰家の近所なじみのおじさん)：瀬川哲也　　坂西良太　　　塩野谷正幸
　桜井（東京からきた人）　　　　　　：久保酎吉　　外波山文明　　中山朋文
　浅野（敬一と同級生）　　　　　　　：吉田重幸　　←　　　      今村裕次郎

　日替わり″読経"ボーイズ（東京公演）
　　23久我真希人　24青木柳葉魚　25椎名茸ノ介　26宮沢大地 27久我真希人
　ナレーション：石田蒼汰

　2022/02/23(祝水)晴　3:00-4:40PM(1'39)最前方より　客席9割？(80人？)
　客層：ベテランが多い大人客席、男女半々。子供連れあり。
　客入れ：開場時5，6人。感染対策。検温、手指消毒。雛壇に7，8列。舞台前方は
　水盤なので足下注意。開場まもなく、瓜生さんが舞台放浪。当日パンフ B5 4ページ。
　カーテンコール1回後規制退場。

　2000年初演、翌年岸田国士戯曲賞の候補となった作品。キャスト総入れ替えで4演。
　舞台。川岸の家設定？のまま、舞台前方は水盤、Tの字に飛び石がありサブステージ
　島な6畳間、時代がついた振り子時計、箪笥、ちゃぶ台、座椅子。万年床の布団が
　上手奥。上下通路、下手が玄関。戸の開閉は音響で。そこから後方を回って、階段
　から正面奥へ通路。途中の壁に白い人型が並び描かれ。
　お話。地方都市、町中に川の流れ。留まり健気に生きる人、挫ける人、逃れたい人
　と流れついた人。きれい事じゃ生きられない世界、疲れた中年老年達の心の行き交い
　を描く。
　
　「あなたの傷をみせてください」等歌う(曲名？）ラスト〜客だし下田逸郎「セクシィ」
　(女性歌手、誰？）が素敵に沁み。そんな人がそんな風にいる舞台は役柄と実年齢が
　マッチした座組で堪らない味わいに。ガンバレばかり＝サドマゾ横行の昨今、
　ままならないを受け止める（よしとはしない後ろ髪ありの）大人の優しさあり。
　ここにいちゃいけないけど、居たくなるねこ。闇を控え抑えた照明、風情ある本水
　装置で包み込むような美術◎。前回までダメになった兄役の龍昇さんは老母へ、
　替わり瓜生さんは職人演技のダメぶりで流石という。

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