＠下北沢 駅前劇場（2022/03/31-04/04 12ステージ）
全自由 前売5000円 当日5500円 平日セット券8000円
演出：加藤啓
脚本：ブルー＆スカイ、蓮見翔[ ダウ90000] 、マンボウやしろ、徳尾浩司、加藤啓
音響：斎藤裕喜 照明：櫛田晃代 楽曲提供：オレノグラフィティ
音楽協力：絢屋順矢 振付・ステージング：ピーターピーター
小道具製作：田中霧香 衣装協力:ＫＡＫＯ 宣伝美術：牧寿次郎
演出助手：畑田智大 舞台監督：西廣奏 プロデューサー：斎藤幸恵、小島志穂里
制作：風間皓静、宇城智都、鈴木久留美 製作：吉本興業株式会社
出演 ：
センター軍団／中西悠綺、市川しんぺー、辻本耕志、野口かおる、中村まこと
（フラワー軍団／花澤桃花、小林けんいち、竹井亮介、明星真由美、福井晶一）
2022/03/31(木)晴 7:00-8:58PM(1'56)前方中央 客席9割？(80人？)
客層：大人より20-30才代中心、女性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、モギリはしてくれ、連絡先カード提出。
高低差をつけてパイプ椅子8列。千鳥配置にして欲しい。当日パンフ B5 3ページ。
定時開演、カーテンコール1回後規制退場。
久々の加藤啓アワー 気鋭のゲスト作家＋自作オムニバス。
(1)ブルー＆スカイ「記憶喪失」
お話。事故で失った夫(市川）の記憶を呼び起こそうと妻(野口）と弟(中村）は
思い出の品など見せ。とある事に気づき、本来の目的を見失ってしまう。
感動ドラマ体裁で毒と悪意を振りまく、わがままぶりが面白し。
(2)徳尾浩司「家族」
お話。裕福な幸せ家族（中村、野口、中西）。妻は夫に疑惑を抱いてしまい…。
中村、野口の目力バトル！、展開が電波系！。探偵（市川）の得たい知れなさ?！。
(3)マンボウやしろ「昨日、まだ今日が明日だった時」
お話。女性（中西）は、のどか系男性（辻本）に取っては不本意な頼み事をするも
膠着。夫（市川）は男性の見方なのだが、なにかある（なんのこっちゃ、ですね）
男性の正体、頼み事が差し障りありすぎて笑い。何が本当かわからないすったもんだ
展開が愉快。辻本さんのキャラ芝居と隠し球が楽しい、悪意が見えないのにほよよ。
(4)蓮見翔（ダウ90000）「遠足」
お話。娘（中西）が遠足でトラブル、心配性の母親（野口）の犯人捜しが始まるが
夫（辻本）はいい迷惑。
ありふれた家庭劇がサイコホラー？！に。らしく会話がいちいち面白い。野口さんの
キャラ芝居が熱度が半端ない。
(5)加藤啓「オレ、産まれたぞ！」
お話。マッチ売りの少女（野口）、その悲劇の真相とその後。
今だ続く中二病、個性的な役者陣を思うがままに使ってのヒロイックファンタジー。
メタでもあり、ラストの納まりがキレイ。
もりもりの面白さ、食べ過ぎて太っちゃうよ、いいですよな。日常発での捻り方や
飛び方が判りやすく奇妙で楽しい。通常演劇で必要のない力を発揮する役者陣が
見もの聞きもの。ピンでもイケるのに絡んで相乗して大変。取りわけ、野口さんが
もの凄くて、好きな女優さんだけど、惚れ直した感あり。Ｗキャストのフラワー軍団
で同じ演目をやるのか〜、全然違った絵面でどうなるのかしらん。演劇って面白いと
改めて思うねこ。
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