＠初台 新国立劇場小劇場(2025/12/05-07 4ステージ）
全指定 A席6600円 B席4400円 Z席1650円
演出・振付・テキスト：伊藤郁女 振付協力：ガブリエル・ウォン
造形美術協力：エアハルト・スティーフェル、オロール・ティブー
音楽：ジョアン・カンボン 照明：アルノ・ヴェラ 音響：アドリアン・モーリー
舞台：ヤン・ルデット
協力：ストラスブール・グランテスト国立演劇センターTJP
出演：伊藤郁女
2025/12/06(土)曇 6:01-7:02PM(60)最前方 客席8割？(250人)
客層：3世代 ベテラン多め 男女半々。
客入れ：感染対策 手指消毒任意。ロビー待機。開場は開演10数分前。最前B1列。
バルコニー席は半分くらい。当日パンフ B5 5ページ。物販なし。
カーテンコール3回。
欧州拠点で活動する伊藤郁女。2018年マルセイユのKLAP Maison pour la danse
初演作品、本邦初演。
舞台。45cmほどの□高台、半透過ビニールで蔽われ。内に「ロボットの形パーツ」
構成。世界ツアーで休む間がない伊藤郁女。まるでロボットのよう、ギクシャクと
動き、スマホ見て日記のAI音声でぼやき。ある振付家からはなんでも上手くこなすが
型にすぎない。ロボットの外形パーツをつけていくがままならず、脱離。
歩行、エスニック音楽で舞い、オーバージェスチャー、しかし心は沈んでいく、
形が無くなっていく。逆立ち、ツアーでは濃密な出会いが続くが、残らない。
死のこと、父親から相続、墓所の電話。高台からぴょこっと頭だけ出して客席に
問いかけ、孤独は恐いですか？、応えないと公演終わりませんよ。数人とやりとり。
紐状にした紐状のビニールをたぐり寄せ（へその緒？）、取り出したスマホで自撮。
私戯曲的なダンス作品。ツアーでがんじがらめ、ロボットな心身を「指圧」するよに
解してゆく、父親と子供のこと、自身の死も考える〜観客との生対話し共有する、
観客との関係も解すという。構成、趣向が面白い、切実なことをロボットの形に
置き換えてドライに、悪戯に重くしない。肢体をパーツから見せてゆくやり方には
遊び心も感じられたし。
[月間一覧］