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 音楽座 ミュージカル「ホーム はじめてテレビが来た日」

 @下北沢・本多劇場 (1994/10/20-11/3 21ステージ)
 脚本・演出:ワームプロジェクト 音楽:高田浩・金子浩介 美術:朝倉摂
 出演:土居優子:坂本いずみ、畠中洋:藤井浩、佐藤伸行:哲朗、
 矢口容子:めぐみ、今津朋子:めぐみの母 ほか

 1994/10/22(土)1:30-4:10pm 晴  満席

 お話し。普通の人達の小さいけど、大きな悲しみと喜びを描きます。家族が
 わかりやすい形で、まだあった昭和30、40年代が主な舞台。かつてあった
 ものの郷愁じゃなく、その時代から普遍的な人のきずなと未来を見据えている
 のには、 好感。しかし、あの時代は夢が現実になった時代だったのですね。
 人が月の上を歩いたり、東京でオリンピックが開催されたり・・。今では信じら
 れないことに思えます。

 行った動機は、土居さんの出演。彼女の張りと潤いのある声が聞けたのが、
 なにより嬉しいねこ。恋人との哀しい別離「決意」、想いをつなぐ「Belive」は、
 胸にきます。力強さを増した彼女に、拍手。佐藤さんのおとうさんにはこころ
 なごみます。

 今津さんのおばあさんは、なんでそこまで?のリアルさ。おかげで、ソロがなく
 悲しい。あそこまで、役を追い込まなくてもいいのに、と思うねこ。

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