一跡二跳 「声しか見えない〜あるいはＫ氏の右目の大叛乱〜」
＠ 池袋・東京芸術劇場小１ (1995/11/15-19 6ステ） 前売3000,当日3500
作・演出：古城十忍
出演：奥村洋治、松浦光悦、遣水古太郎、稲城圭次郎、新野照久、佐藤潤
小嶋朋、横山直子、神林真紀、水野あけび
1995/11/18(土)2:00-4:00PM 晴 ８列目（Ｈ）より 客席９割(190)
舞台。上手、下手に天井からの大白幕。と隠された舞台。振り落としたそこ
は、ありきたと意外。それぞれ。見にくいホール。千鳥椅子配置で見やすく。
お話。元・新聞記者ヤブさん（奥村洋治）は、最近目が変。治療は終わったはず
なのに。家族がダブって見えたり、あろうことか・・。
アルツハイマー老人性痴呆症。老人の再生の物語。困惑するヘルパーと娘ら家族
をストレートな演出、直球芝居で。ラスト、記憶リセットした老人が、娘の誕生の
時点から再生する場面は、夢みたい。一番大切な人で始まるなんて泣かせる。
いいお話だし。真摯にきちんつくってるのも○。
演出で好きなとこ。場外から会話が聞こえるとこ。記憶のそこから呼ぶような感
じ○。焦点ぼけやノイズ混じりの会話ビデオ。断片的曖昧な記憶のビジュアル化
わかりやすい。冒頭、ダブって、取り違えて見える様を二人の役者では、芝居な
らでは。面白い。ただ、空と雲？がたなびく映像は、今回も△。もっと大きなスク
リーンがほしい。
ほんでも、ものたんないとこも。謎含み、トリッキーな冒頭->ストレート芝居は
期待はずれ。平板な展開。ひねりほしいと個人的思う。背景の説明もあんまなし
客の想像にゆだね過ぎ？。？？。葛藤する人の気持ちも終盤近くまで、？。熱演
してるけど、うまく感じ取れなかったねこ。変にテンションあげてのばたばた、△。
疲れます。役者もこまみたい、個性伺えなくて・・。なんか、小言ばっか。すいませ
んです、ねこ。
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