一跡二跳「リセット」
＠下北沢 ザ･スズナリ (1996/7/17-28 14ステージ）全指定 前売3200当日3500
作･演出：古城十忍
出演：奥村洋治、松浦光悦、越村浩之、稲城圭二郎、長田マキ、新野照久
神林真紀、木村大助、井上司、小嶋朋、藤平みのり、黒田知子、江口優佳
1996/7/19(金)7:30-9:30PM くもり 前方から 客席６割（70人)
舞台。パースペクティブ。弧状にすぼまる壁。ここ、こんなに奥行きあったっ
け。病室のロビー。腰掛け。灰色壁にボール状のライト点々。中央奥、手前の
上手下手モニタにはデジタル時計。
お話。過去の公演（ONとOFF･･、眠れる･･、イエスマン･･）の登場人物（景浦、
猪瀬、市川）が、個々のエピソード負って登場。医薬会社と病院の癒着を背景
に描く、死と再生の物語。
面白い。確かで丁寧な手応え○。個々の時間軸がずれて、絡む不思議。デジタ
ル時計が即物的でわかりやすく補助、人物心中の経過にも呼応して○。照明で
見せる、想像力喚起な場面も面白い。説明なしで？？なとこもあるけど。
ニヒルリストな葬儀屋：景浦（松浦光悦）とくえない医師：猪瀬（奥村洋治）
の2人○。とくに松浦さんが世界つくってて巧い。セールスマン市川（越村浩之
）の改悛が唐突で△。どんでん返しは判る。けど、伏線が分かり難くてピンと
こなかったねこ。リセット後のお話をすっかりトレースするのは？。丁寧だけど、
端折るやり方もあると思う。
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