大人計画俺隊「紅い給食」
＠下北沢ザ・スズナリ(1996/2/28-3/3 7ステージ） 全自由 前売2700当日2800
作・演出：井口昇
出演：池田祥子、新井亜樹、山本密、金子清文、宍戸美和公、田辺恥子、
村杉蝉之助、桑畑虚、井口昇
1996/3/2(土)晴れ 2:35-4:05PM 前方ベンチから 客席ほぼ満員（170人）
うんげろAV監督、男優。大人計画ファンには「女」（謎）として知られる
井口氏。'94-12「口から花のさく女」（パラータ）以来、作演出公演。
お話。楽しげなはずの修学旅行。イケズ（池津祥子）班長以外は変な野郎
もう最悪。そんな彼女も、健全な心に肉体コンプレックス。秘密の告白、
裏切り。が巡るどろどろラリホー顛末。 な流れです。
出だしばかで○。後半から寝る。腐った周囲。心清々としたイケヅ。不幸
になっても変わらぬそれ。○。井口氏のこだわり、愛？感じるねこ。
ほんでも、ガジェットで散漫舞台。イケヅ不幸にもっと焦点、顛末を追え
ばなあ。ラストのカタルシスも唐突で▽。その辺もねらいなんでしょうか。
アライは○。イケヅへの愛。彼女を繋ぐため、罪の意識で束縛せざるを
えない。自らを傷つけるアライに泣けたねこ。
ガジェット・ギャグ、ばかばかしくて笑うねこ。かぶりもの。服がオート
バイなったりの仮装大賞ショー。でも後半、あきれ飽きる。べたなんだも
ん。本編に絡む捻りほしい。ただ変なだけな気する。アルミホイルフェチ
とか、よくわからないし。うーん。
前回同様、独特美意識あり。冒頭の太陽張り紙、人形、大仏は、ケンラッ
セルなアート。ミュージカルなとこは、ジャックドゥミのまろやかさ（内
容は別）。ねこだけですか、そう思うのは。
役者。新井亜樹。暗さ最高。いつになく演技に動きあり。吹き矢も観れて
○。池津祥子。役通り。なんか安心。山本蜜。何考えてるのか、相変わら
ず？なクールさ○。桑畑虚。かわいい、相変わらず性格悪そうで○。金子
清文。暑苦しいのが役に合ってる。宍戸美和公。相変わらず、苛められ。
村杉蝉之介。情けなさ具合、○。
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