大人計画ウーマンリブ「ずぶぬれの女」
＠下北沢ザ・スズナリ (1997/9/10-17 11ステージ） 指定3200 自由3000（当日+200）
作・演出：宮藤官九郎
出演：猫背椿、新井亜樹、飯田孝男、阿部サダヲ、正名僕蔵、金子清文、田村たがめ
1997/9/14(日)小雨 2:30-4:30PM 中段より 客席満員(200人)
客層：20（〜30）才代中心。若い層なり。女性過半数。
客入れ：ぎりぎりに入ったので？？。指定席も狭い配置なので、早め入場が良。
舞台。アパート１Ｆ。なんか広いスペース、もと食堂？。炊事場、トイレ、階段、
ごみ袋、古雑誌。なにやら歓迎会らしく、看板やきらきらモールで飾り立て。
お話。失踪していた中年男（飯田）の妻？（新井）が帰ってくるというので浮き足
起つ、アパート住人。でも、彼女のこと、失踪の真相は謎。まあともかくみたいな。
そこに、ずぶぬれの超我が強い・き○がい女（猫背）がやってきて。犬が三本足な
訳、ずぶぬれ女のねらい、胡散臭い失踪妻と夫の過去 謎を孕みながらの、へん
なはなしの行方は。
イッテる会話が楽しい。こまめに笑うねこ。おなじみ・阿部さんの上滑りを初め狂っ
てもどっかクールなやりとりが○。虫も殺さぬ顔で・・の失踪妻と、人を殺しそうな
仕草で・・のずぶぬれ女。両存在が面白い。どっちも純粋、つうか汚れても絶対な
わたしをもってる逞しさがあって○。気持ちわるいけど。いくつかの謎が終盤で明
か、そこからカタルシスな展開。ちと散漫な感じも。怒濤の、中盤から一気な勢いが
ほしかったねこ。役者は好演。キャラのとんがり具合が◎。特に、猫背さんに圧倒
されねこ。本公演も楽しみ。宮藤さんの「おとぼけ」○。飯田さんの不安な違和感、
いい味わい。
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