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 アンファン・テリブル「ホンマにしあわせなんか?」

 @阿佐ヶ谷・アルテ・パティオ (1998/2/26-3/1 5ステージ) 全自由前売り2500当日2800
 企画・原作:河崎耕士 台本・演出・選曲:前川麻子
 出演:三平×2(大川興業)、やすえひでのり、河崎耕士、後藤はっち(中島らも事務所)、
 鈴木隆、高橋広吉、高谷真弓、阿蘇山大噴火(大川興業)

 1998/3/1(日)雨 4:10-5:40PM 前方より 客席満員(50人)
 客層:20才代中心に老若男女。男女半々?。客入れ:誘導あり。

 久々(シード以来?)の前川麻子さんプロデュース公演。
 舞台。ソファ、テーブル、椅子。あと雑誌とか。
 お話。ぱっとしない漫才トリオ。リーダー純吾(三平)はまあ真面目。知的でアグ
 レッシブなネタを志向。後の二人、ポン(やすえ)、誠(河崎)はまあいいかなな
 サクラ(後藤)は純吾の女。素直で明るい子。彼らの笑いが好きでマネージャー。
 差し入れるお金はAV出演でなんとかしようと、事務所の佐藤(鈴木)から前借り
 純吾が客なってた風俗嬢(高谷)は、お笑いに掛ける人の熱さが好き。ライブを思
 って、ちんぽくわえる日々。ポン(やすえ)のバイト先の社長(高橋)は無類の将棋
 好き。でも、なんか空しい日々。ねたも滑りっぱなし、サクラのしてること教えて
 もらっても、お金受け取っちゃう自分に純吾はもうだめと解散決意。男に貢いで
 でも自分がやりたいことは何かなと、前にでる決意するサクラ。風俗嬢と漫才コン
 ビ結成。社長はポンとお笑いコンビ。誠(河崎)は取りあえず気が合う、風俗嬢と
 二回戦。純吾のとこにはジャマールで募集してた相方が来て。それぞれの前向き。

 気持ちがすっと伝わる、そうした人がそうしている演出、素直な役者の演技。今は
 △、○にしようと頑張るのは当たり前で恥ずかしい。 △は△だけどと、照れ笑いの
 内にも前に行こうとする人達が愛らしい。
 役者。女優が勝ってる舞台。後藤さん。健気で○。お◎んこ連呼もなんかかわいら
 しい。高谷さん。ちと沈んだ感じ、それもまた役柄にあって○。三平×2さん。本編
 から繋げた、阿蘇山さんとの漫才トークで急に活き活き。水を得た魚状態になる
 のがおかしい。芝居の暗さが嘘のよう。