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 アンファン・テリブル「SOUL OF CLEAR 〜SOUL OF COLORS 24」

 @六本木・キャラメル (1997/12/26-28 3ステージ) 全自由3000(1ドリンク付) 
 作:前川麻子
 出演:前川麻子、美加理 DJ:星野正志

 1997/12/27(土)曇り 7:35?-8:40PM 前方より 客席超満員(50人、立ち見あり) 
 客層:20〜30才代中心。男女半々(野郎多めか)。シリーズ初見の人もいそうな。
 客入れ:開場前に10人ほど列。で知れるよに久々の盛況客席。ソファ席の詰め2回
 場内誘導、荷物預かりなど親切で○。

 岡崎京子の世界をまんま体現する、SOUL OF COLORSシリーズ。いつかな?な
 待望の美加理と(ク・ナウカ公演でインド行き。現地の食べ物のせいか、12/23-入院。
 本日(12/27)完全退院できたそう。よかったね。)
 舞台。客入れ時から板についてる2人。沢山着込んでブランケットにくるまり。
 周囲は雑誌、新聞、弁当空き容器、ぬいぐるみ・・ごみだらけ。奧にはごみ袋が
 山のようになってて。

 お話。ごみごみした部屋に寝ている2人の子。気力なさそな緩慢な動き。どこにも
 行こうとせず、自分たちのことをお話に書いたりして・・。竹内銃一郎の「眠レ巴里」
 ('94東京乾電池公演)、思い出したねこ。元気にパリ観光のこと話す2人は、
 実はそれどころでない状況。ラストに2人の父親に融資してた男の独白で真相が
 わかるな展開。あちらは淡々、こちらはもっと赤裸々な雰囲気で。

 人間をまんま演じてる、美加理、久々。観られて嬉しいねこ。変な動物声、痙攣
 する動きとか、いろいろと怪しい芝居をぽつぽつ。芝居のカラーにそぐわない気も
 するけど、彼女らしくて○。前川さんの弱気で泪演技があったり、全体悲惨で痛々
 しい。言葉も裸で、とげとげしく、あきらめな。ラストも夢を救いにと、取って付ける
 ことはせず。前川さんらしくて◎だけど、観てる方はちと胸苦しい。カーテンコール
 で和む2人に安堵ねこ。

 昼(12/27,28 15:00)、ワークショップの人達による別バージョン上演あり。2月に
 は、久々のプロデュース公演(2/26-3/1@アルテ・パティオ)。本シリーズの次回
 予定は未定。松尾スズキ、古田新太(つうか2人とも事務所)はスケジュールやら
 のため、×だったとのこと。