H･アール･カオス「アリス･幻想ゲーム」
＠新宿・スペースゼロ (1998/3/28-29 3ステージ) 全指定前売り4500当日5000
（立ち見4000）
構成・演出・振付：大島早紀子
出演：白河直子、奥山由美子、内田香、落合寧子、菊池久美子、木下菜津子、関典子、
平山素子、森本由布子
1998/3/29(日)晴れ 3:10-4:30PM 下手前側より立ち見 客席超満員(400人)
客層：老若男女、幅広く。女性過半数。
客入れ：当日券開演１時間前から。立ち見券だけ？40人ほど。立ち見でも両端の
雛壇に座れる、桟敷席状態で楽ちんねこ。
構成印象。鏡の国のアリス！？。ミラーなフレーム多用、うさぎを思わせるダンサ
ー、チェスな駒にされちゃうとかそうかしら。物語はほとんどは自分の居場所、
黒タイル（または白タイル）を巡る攻防な葛藤みたい。対するのは自分自身と社会？
でも黒、白にせよ自身の色が決まってるわけじゃなさそう。双方を吸収することが
成長（赤なイメージがそう？）のメタファーとして描かれてるような、印象ねこ。
ダンサーなことを体感できるダンサー結構数。バレエしてる人多そう。静止ポーズ
の美しさ、伸びやかさな手足○。体できてるダンサーが思いっきり、切れるように
動くの観るの、気持ちいいねこ。白河さん。アリスつっても痛々しい金子國義、描
くところに近いイメージ（線は太いけど）。ラスト、Vnソナタにのせてのソロ。痛み、
苦しみ、一時の平安、あーなんだろう、とってもエモーショナル。全身に細かな動き
に溢れる思いあり。知らず、涙するねこ。人がどうして踊るのか、少しわかった気
がしました、なんて知ったように言っちゃう程に感動。
照明。四角に切り取ったスポット多用。いつもどおりだけど、なんか物足りない、
展開とか平板に感じたりして。先日、レニ・バッソの凝った空間美術みたせいか、
よけいそう感じたねこ。
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