アンファン・テリブル プロデュース 「soul of colors 28「rice ライス」」
＠六本木・キャラメル (1998/11/22-23 2ステージ) 全自由(1ドリンク付)3000
※「生玉子」公演半券持参にて自由2000。
構成・出演：前川麻子 演出・出演：かっぱ DJ：星野正志
1998/11/23(祝・火)晴れ 3:00?-4:55PM(2'00) 前方より 客席ほぼ満員(40人)
客層：20-30才代中心にとりどり？。女性過半数。
客入れ：三々五々、遅れたお客？が立ち見若干。
もう３年な二人芝居シリーズ。今回は大阪からの元ドリブラ・かっぱ氏と。初の大
阪公演もあり（11/27-29 ＠アメリカ村 DONFLEX）
当初コントをやるの企画。上がった大阪の作家台本は、前川氏が結局気に入らず企
画倒れ、つうか取りやめ。大まかな筋は決めて、その場その人のアドリブをいれた
いつもの内容になった模様。初日22Sは、1.5時間、前川さんの体調がいまいち（談
）の今日はゆるゆるやって（確かに）２時間。シリーズ最長？じゃないかな。
舞台。食堂設定、テーブルに割り箸。床にあり片付けた毛布の意味不明。
お話。ナイトスポットの取材に「クラブ・ショックドウ（食堂）」という食べ物屋
を訪れた記者（前川）。店主のこだわり（「焼き魚」じゃなく「焼かれ魚」。「湯
飲み」じゃなく「湯飲まれ」。と万事「相手」の立場で命名。）を聞きながら、う
だうだ取材。バイトな境遇とかちょっと悩みをしゃべったばかりに、店主は相談乗
るとありがた迷惑。自分のついてない境遇、閑古鳥の店のこととか愚痴言い出す店
長。とっくに取材してもしょうがない店とわかりながら、記者は思いきれずずるず
る、ビールをごちそうになったり。酔った勢いか、四つ子な自分の酷い過去を話す
店主（弟に女を寝取られた、いつでも兄弟が同一視されるとか。）。変わったメニ
ューも無理にでも個性をだそうの苦肉の策な、悲しさと。辛抱強いのか、頑なにあ
くまで礼儀正しく、拒絶するでもない記者。店主のありがた迷惑な親切心はとまら
ず、記者の自閉な性格、今の境遇に説教らや言いたい放題。もう、ぐしゃぐしゃ。
場の空気を変えようとしてか、双子兄弟の中から自分を当てようクイズ。当てられ
当てて、妙に和んだ雰囲気のせいか、語る記者の夢は「絶交というのをしたい」。
男性には構えてしまい、それに一線を越えようとするのも認容できないから友達と
して×、女性には気を許すので一線を越えて愛されてしまうから友達として×、と
複雑な記者。了解した店主、願いを叶えようと友達宣言。絶交のためにまず喧嘩し
ようと、悪口雑言。それも認容してうなずいちゃう記者。こんどは家具に例えての
言葉責め。椅子に例えられたのが応えたらしく、マジ泣きする記者。慰める店主は
あれこれまた捻ったメニューを持ち出し食べないかと。けど、記者が食べたいとい
うのはシンプルに「ライス」。
今までのシリーズにないよな、ゆるい展開の前半。うーん、これはと思ってたら予
想通りどろどろの後半。かっぱさんが演じる、というか前川さんに誘導されて？の
いやなおやじの、同情する余地があるだけに余計たちが悪い、引っ張るキャラがな
んとも困り者。爆発してもいいのにしない、淡々とした記者のキャラも含めて、い
やーな雰囲気を醸し出して面白いねこ。かっぱさんのゆるいギャグに反応する、前
川さんのそっけなさにはくすくす笑い。しかし、ちと長すぎ、疲れちゃったねこ。
ＤＪ星野さんの選曲は抑えたトーン。客入れ時のがかっこよくて○。
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