Ｈ･アール･カオス「COSMIC GATE…時間をはずした日」
＠四谷・カトリック麹町 聖イグナチオ教会主聖堂 (1999/7/25 1ステージ)
全自由前売5000 立見4000（当日券なし）
構成・演出・振付：大島早紀子 作曲・音響：落合敏行 照明：竹内右史
舞台監督：北村雅則 衣装：田中広美 宣伝写真：鈴木映里 宣伝美術：小田善久
空間美術：Ｈ･アール･カオス 企画制作：（有）東京アートファクトリーほか
出演：白河直子、平山素子、菊池久実子、勝倉寧子、木下菜津子、宇佐美道子
片井映、北山徹子、丸山尚美、島岡彰子、池田真弓、西田弥生、畑中亨
協力：ベルナルド･Ｐ･アスティゲタ神父
1999/7/25(日)晴れ 8:35-9:40PM(1'00) 1F最後尾より立見 客席満員(410人)
客層：20才台女性中心にとりどり老若男女。開場遅れに怒鳴る客あり、短気だね。
客入れ：きちんと聖堂前に整列させ。受付が人影にかくれて？。開演15分前開場
時間に遅れのお詫び、開演時間にさらに遅延アナウンス(結局30分）。不満声が
上がるも混乱無し。１ステ、非ホール公演でスタッフは大変。なんにせよ、晴れ
た日でよかった、風が吹いて蒸さなかったし。物販パンフなし。イベントの趣旨を
掲載した「Cosmic Diary」本の販売が別途あり。
円弧状の客席。150人分ブロックが６つ。詰めて座らせず、２，３席の間隔を空け
て着席させる歯抜け状態。２Ｆにも席があったけど、具合は不明。会場全体に展開
したり、死角となる床で演じたりと時々観難たし。立見ねこは、比較的全体が
見渡せたほうかも。
西暦の7/26を1年の始まりとするマヤ歴（28日/月×13月＋1日）。その大晦日な
7/25を「時間をはずした日」というそう。地球、月の運行に即した暦の意識付け
（自然のリズムへの回帰）を目的とした、世界同時多発イベント参加公演。
会場・舞台。巨大な白い円筒状聖堂、周囲数カ所にスリット状ステンドガラス。
天井は巨大な円弧状スポークのような梁。正面に木製？のキリスト像。その下に
白い祭壇な段と説教机。残響が長いアコースティック。点在する蝋燭の明かり。
教会な雰囲気を十二分に醸して◎。
展開。秩序−乱れと争い−死と無ー再生ー秩序復活な流れ。冒頭、神父による
「始めに言があった」で始まるヨハネの福音書朗読。黒尽くめなダンサーが中央の
真白な白河の周りを「公転」。逆立ち白河さんは足踏み自転車な動きで「自転」。
やがて、人心の乱れ発生な感じで運行障害が発生、足の引っ張り合い、殴り合い
で全員自滅してしまう。と、白河天使？は苦しみを自ら負い（アダージョBGM）
ながら、倒れ伏す人々を救済。羽衣をまとい飛翔（アベマリアBGM）、世界と
人々は光に包まれてゆく。再び、手を大きく回しての白河さんの自転と人々の
公転は再開され、秩序は復旧。放射状に延ばされた光の道は、客席とそんな
舞台を繋げて行く。教会な場で、これらが行われたのが面白し。
後半など、いつもより和らぎの感触。白河さんの俗世ばなれした優美な手の動き
をほぇーと観るねこ。神も仏も信じられないけど、なにをか願うことでの得られ
る力がリアルに感じられるよな。一方、危険を感じるほどの激しい動きは健在。
前傾＜＞えびぞりの身を切るような振りとか。デュエットでは一層凄さ増して、
ほよよ。こればかりは前側で観たかったねこ。
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