オフィス★怪人社「10minutes」
＠新宿二丁目 タイニイアリス (1999/8/5-8 6ステージ)
前売2000(日時指定) 2300(日時自由) 当日2500
会員前売1800 (日時指定) 2100 (日時自由) 当日2300 通し券7000
原案：永野寿彦 演出：JAPO、IKKAN 舞台監督：荒川禁止 照明：弓月つかさ
撮影：ちだまり 制作：則末チエ
出演：
山本少年：kazto（ビジュアル系バンド ヴォーカル）
ＩＫＫＡＮ：東社長（事務所代表）
藤岡龍祐：ギョロ目（ベース）
亀之園進：Rayji（リーダー）
荒川禁止：Taki（ドラマー）
福丸伯爵：長沼さん（バンド・マネージャー）
則末チエ：（メイク）
横森 文：根元運子（ライター、実は・・）
な み え：豊岡直美（新人ライター）
花見卓哉：日本？御大（国民的演歌歌手）
み と し：石田純（演歌歌手。御大の弟子）
辻堂鉄之助：スタッフ
終演後のミニライブ：レッドキング（みとし、花見、福本＋荒川）
WANTED大平（ピン芸）、ちむりん（則末、豊岡）、怪人社（IKKAN、荒川）
1999/8/6(金)晴・猛暑 7:38-10:10pm(2'00+ライブ25) 中段より 客席６割(40人)
客層：最前列付近にお笑好きの10代の子達。なんでも笑う賑やかさ。後方客は渋目
客入れ：割引制とかあるせいか、受付もたつき気味。たまのライブだししょうがな
いところか。客席誘導は常駐。最前列の女の子と係のお兄さんは楽しげに、お話と
か和んだ雰囲気。開演10分前からIKKAN、福丸さんが元気よく、当意即妙の客入れ
注意。サービスで団扇配布。JAPOさんが書いた、ちむりん（つう乙女？な）キャラ
がかわいい。
エンゲキ、お笑い、教育ＴＶお兄さんと幅広い活動のIKKAN、彼のおかみさんで
元げんこつ団役者、現ギャグマンガ家、ライターであるJAPOさんの企画ユニット。
年一回の本公演。いつものオムニバスコントから今春、成井豊脚本を上演した勢い
を得ての初オリジナル一本物。
舞台。６０年代おサイケな装い。斜に置かれたサーモンピンク壁にはサイケデリック
フラワーの絵。床とドアは白黒市松模様。ソファはもこもこした毛皮で覆われ、
ピンクと真っ白。窓にもこもこした毛皮で囲まれたスクリーン。では堺雅彦とか
やたらと若いザ・タイガースの映画とか投影。ほか、ビデオクリップなカッコいい映像を
投影。本編のバタバタさとのギャップに、うーん。
お話。ビジュアル系バンド・ヴォーカルKaztoは「１０分毎に５分過去に戻る体質」。
未然に事故を防げたりするけど、いいことばかりじゃない。初の大規模ライブの
当日も困った展開に、おまけにいつもと調子が違ったりして・・。
元気いいキャラ芝居。ゆるゆるなとこはうーん。面白そうなリプレイねたなれど、
額にしわ寄せなディープ展開にはしない。ドタバタと笑えて、ちょっとシニカルに
味付け。ぜんぜん食い足りないけど、まあいいかななお気楽さも捨て難い処。実は
同じ超能力をもつ社長の醒めた視点など、クールな味わいがもっとほしいねこ。
JAPOさんのお好みか、ほとんどまったくキャラギャグの演技。伏線つうかねたふり
になる、奇妙な性行（ピン芸か）あれこれ。くすくすねこ。テクニックはともかく
弾む元気の良さに微笑み、好感ねこ。本編の後、コント４組（急遽、怪人社追加。
ふんどし客いじり（キング）、自閉（大平）、危険（ちむりん）ねたに客席が引い
たせいか）。ホモ兄・荒川を、無邪気顔でクールに慕う弟・IKKANの受け答えが
おかしい。
役者。IKKANさん。巧くて、舞台で遊ぶ自由さもあり。面白い人なり。
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