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 RUPプロデュース 月影十番勝負第六番「世にも素敵なネバーエンディングストーリー」

 @渋谷・青山円形劇場(2001/9/28-10/8 13ステージ)
  http://www.aoyama.org/ @大阪 近鉄小劇場 9/22-24
 全指定 前売4500円 当日4800円
 
 作・演出:河原雅彦 照明:富野和夫 照明操作:林 美保 音響:内藤勝博
 振付:中坪由起子 演出助手:山田美紀 宣伝美術:河野真一 舞台監督:福澤諭志
 制作:岩間多佳子ほか
 出演:
 高田聖子[劇団☆新感線]:アニー・ダンカン(聾唖者教育・教師)
 木野 花           :キノー・ハナー (三重苦な障害をもつ子)
 竹田団吾[劇団☆新感線]:ダンゴメス (キノー家に出入りの行商人)
 岸潤一郎[Highleg Jesus]:キシリン  (キノー家・召使い)
 河原雅彦[Highleg Jesus]:キノー・マチャー (ハナーの兄)

 池田成志[第三舞台](声の出演):キノー・アーサー
 峯村リエ [ナイロン100℃](声の出演):キノー・ケイト
 リン・ホブディ[Highleg Jesus](声の出演):ナレーション

 2001/9/30(日)晴 2:05-4:05PM(2'00) 上手ブロックより 客席ほぼ満員(330人)
 客層:20才代女性最多、気の良さそうなおじさんもちらほら。
 客入れ:当日券不明。開演後10分間は入場不可なので、遅刻注意。折り込みパンフ
 A5 4頁。ミラクルなことについて、出演者へインタビュー。配役、スタッフ掲載。
 次回公演。来年9-10月。物販なし。

 高田聖子・純情とか、彼女のアナザーサイドをみせてきた公演シリーズ。ハイレグ
 総代作品の今回。
 舞台。対面が見えて恥ずかし円形舞台客席。フローリングの床に三方から斜面廊下。
 正面奥ブロックに煉瓦の家壁。ツタが絡まって、嘘くらいほどそれぽく洋館。客席
 後方上に大型スクリーン。主にナレーションテキストを投影。

 お話。失業する訳にはいかない、タカダン先生。熱心さ報われたか、三重苦の少女
 キノー・ハナーに言葉を理解させたばかりか、しゃべらせて、まあすごい。奇蹟を
 知った行商人・ダンゴメス。これはつかえると胸算用、タカダン先生と急接近。
 これに、ハナー兄が嫉妬?。召使い・キシリンはハナーと友達を強要され逆切れ?
 さて、どうなってしまうのでしょう。

 知られた三重苦少女物語・裏読み。きれい事を廃して、暴れ八着。くだらなくて、
 バカ爆発。こまったものだよ、面白くて、ねこ。お笑い系@大阪、ブライテストな
 コメディアンヌ@新感線の面目躍如に高田聖子、はじけまくり。この企画の趣旨に
 沿うの?な発散ぶり。子供らしく?、木野花姉さんも動く動く。つっこみどころ
 満載にして、ぼけるぼける。その一言毎に場内たはは笑いな美味しい役所。往事を
 思い起こさせるマンガ演技で、竹田団吾、復活。高田聖子との大阪兄妹ぶりに微笑み
 ねこ。

 そんなに前半やりっぱなし飛ばしっぱなし。後半、物語が立ち上がって、勢いたち
 さがり、感動なラストに着々展開。この辺、みてきたようになって、ちょっと残念。
 妄執を越えて、結び会う純真な姿にちょっとしみじみねこ。醜さを隠さない描き方
 ゆえ、胸響き。なんてね、と懲りず軽薄さに立ち戻る、舌だしな悪戯笑いも、○。

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