R.U.P 「青木さん家の奥さん」
＠天王洲アイル アートスフィア(2002/2/14-24 15ステージ)
http://db.tennoz.co.jp/art/default.htm
全指定 前売り当日とも S席6500円 A席6000円
作：内藤裕敬[南河内万歳一座] 演出：河原雅彦[HIGHLEG
JESUS]
舞台美術：川口夏江 照明：倉本泰史 音響：山本能久 舞台監督：福本伸生
衣装：伊藤早苗 アニメーション制作：上田大樹、新見 文
宣伝美術：河野真一 宣伝写真：藤田一浩 宣伝スタイリスト：竹下航
宣伝ヘアメイク：栗原由佳 企画：松野博文 プロデューサー：千葉英樹、菅野重郎
制作：大金ふみよ、岩間多佳子 主催：フジテレピジョン 制作協力：アール・ユー・ピー
出演：
大野智 [嵐] ：サトシ
横山裕 [関西ジャニーズJr.] ：よこちゃん
河原雅彦 [HIGHLEG JESUS] ：かわちゃん
大堀こういち[元・健康、テキサスほか] ：こういち君
小林顕作 [宇宙レコード] ：ギター弾きの男
松澤一之 [元・夢の遊眠社] ：まっちゃん
2002/2/18（日)小雨 5:01-7:34PM(2'30) ３Ｆより 客席超満員(800?人)
客層：10-20才代前半・女子がほとんど。男子は1/100率。嵐メンバー観劇に場内騒然。
客入れ：当日券詳細不明、ダフ屋数人あり・相場不明。入口でカメラチェックあり。
大阪公演の海賊ビデオがネット上で販売されてたしね（と注意書きあり）。前側に身を
乗りだし禁止とか、係員が随時注意。物販。パンフ(A4 1700円)。オールカラー。戯曲
(1500円)。ほか不明。開演定時から、ギターをもった男の前説、諸注意な歌「願い」
あり。公演連続四回（大阪は最大六回）でヘロヘロとか。
「嵐」大野智くん主演の小劇場の名作、ＨＪ・河原雅彦演出で最新。場内は嵐ファン
の朗らかな女子で一杯。
舞台。酒屋の倉庫、広々。上手、どうやって積んだんだよ？な２０段以上あるビール
ケースラック群。中央、下手中二階からの階段。手前に事務机、ホワイトボード。
「イモの芽をむけ！by大将」の張り紙。後方、壁に缶ビール箱を積んだラック。
トラックの搬入口シャッター。なぜか脇に地蔵。
お話。青春の蹉跌してる元高校球児・サトシ。新入りの酒屋ではなぜかイモの
芽剥きが仕事始め。先輩達は、美人と評判の「青木さん家の奥さん」への配達伝票
を巡って只ならぬ争奪戦。俺もいきたいッスよ、と思わずサトシ。それが地獄の配達
練習の始まりで…。
バトルフィーバー、ツッコミまくり、七転八倒に悶絶する会話が楽しいねこ。
過酷ルール、相手に言われたことを否定できない（言い訳は可）、でのアドリブ攻撃。
こういち君は公園で人形のスカートめくりしてた。そうだよ、俺は変態。そう言う
まっちゃんも変態。他人の靴下の匂いをロッカーで嗅いでた。そう、俺は臭いが好き
なんだよ。自分で言ったことに逆に追い詰められるカウンターパンチ、めげずに
かわす丁々発止。巧くいかずにとほほのほ。演出・河原氏、意地悪千万にツッコミ
まくり、クールにコメント。頃合いみてドロー、ねたチェンジしていい案配。
快速回転の頭の良さ、達者な演技の役者陣に、空気読まな過ぎの大野君が
お惚けに対照。彼なりの一生懸命さがずれてて、これもまた楽しく、なによりも
もろもろ愛らしい。理不尽な現実にこそ生きる力、真っ直ぐな様がいい感じねこ。
また。アイドルファンらしく、臨戦態勢のお客。即時応答のノリのよさがまたいい感じ。
いい気分で見られたねこ。
役者。あーいえばこういうな舌もさることながら、足もかけずり回って休む暇なし。
松澤・おっちゃん・さん。おじさんイジメばりばりに、オモチャと愛され。めげない
タフネス、引き出しの多さはさすが。大堀さん。相変わらず、変な動き。思わず
笑っちゃうねこ。小林さん。ちゃっかり美味しい。横山さん。攻撃型、自滅もまた
楽しい。頭の回転は最速？。
［月間一覧］
|