維新派 2002年夏 犬島公演「カンカラ」（２回目）
＠岡山・犬島銅精錬所跡 野外特設劇場(2002/7/19-21、26-28 6ステージ)
データは初回観劇レポート参照
2002/7/27(土)暑晴 7:01-8:57PM(1'50) 前方下手より 客席満員(600人)
客層：20〜30才代中心。高校生とか今までより見あたらず。中年層結構。
客入れ：前回書き忘れのトイレ。男３女４、はやはり数足りず。おまけ、照明が消え
てるのあり、夜間怖し。入り口の傾斜、砂で滑り、恥ずかしげに怖し。帰りの港から
岡山へのバス。乗船時に釣り銭無いようお願いあり、バス内では原則両替なし（待た
される）ので注意。屋台村もあるし、小銭は必要。
屋台村。タコ焼きめし？？ほか新メニュー追加。モンゴルパン、相変わらずの行列。
たま（しょぼたま公式ＨＰ）のライブは昨日に続き、本日もあり？。
飛行機乗り継ぎ、バス、船と陸海空制覇しての犬島行、二回目観劇。先週より好天、
にわか雨もなく、その分暑い岡山なり。
会場周辺。隣の発電所廃墟は立ち入り禁止となり、そばによられず。屋台村は先週
よりお客さん多い感じ。二階に常駐する人が増えて、なんか居場所ないねこ。
観劇位置と眺め。前回より前列(三列目）でますます俯瞰しがたし。でも下手端が
幸い、崩壊煙突が斜め正面に、舞台と重なりみえ。工場場面でライトアップされる
巨大な崩壊煙突、薄桃色の雲たなびく夕暮れ青空に、ごつごつしたシルエットを
みせる廃墟台地。どちらもこの世ならぬすごみがあって、唖然とみるねこ。
先週より月齢が進んだ月がいずこに？と仰ぎ見る天上。煙のような銀河がかかり
みえ、「銀が鉄道の夜」な物語と重なってこれもたまらず。この場所なりの甲斐を
先週より、味わうねこ。いい感じに海風。金銀花が舞うラストは風に巧くのって、
凪いだ先週より舞台に広がり。夢のような景色に浸るねこ。
主な構成
・少年達、フォーメイションを組み替えながら、モブダンス。ざっざっと歩む中、踏み
ならす足音にタップの音とリズム。
・モブダンスになか、主人公ら少年はナイフを持ち、抗争。かつあげ、かっぱらい、
ボスのようなワタル。
・ピース缶にいれた仲間の遺骨を海にまく、ワタル達。抗争の中、殴打されたワタルは
気を失う。
・気がつくと「船」で「川」をわたっている。夏服の学生兄弟、リアカーに家財道具を
詰め込んだ親子3人も同船。船頭はワタルを働けと促す。
・精練所、赤い溶鉱炉。少年、少女達が働いている(モブダンス）。抗争。仲間達と再会
逝ってしまった仲間とそっくりの朝鮮人の少年と出会う。彼は不可思議な音を出す
楽器をもっている。
・赤いカラス達（少女達モブダンス）。コウモリ遊び、とコウモリの怪人が現れる。
・場面は不可思議な動物キャラが給仕や演奏するキャバレーに。コウモリの怪人が
司会者。八百万の神々が今夜のパーティの賓客。不可思議な楽器の演奏に感涙したか
、龍神。一転、空は曇り、雷雨。世界は洪水にみまわれる。
・洪水行き過ぎ、「川」に「小舟」が行き交う。夏服の少年達が乗っている。
・ワタル達は朝鮮人の少年＝逝ってしまった仲間と銀河鉄道にのっている。スナフキン
マント、日傘、大きな旅行カバンをもった少女達（モブダンス。後方イントレ上にも
展開）。
・夢から覚めたか、ワタル。石切場。抗争。韓国語で会話してる自分（だっけ）。
・再び、銀河鉄道。スナフキンマントの少女達。マントを敷くとまるで蓮の花のように
一面。天上に浮かぶ彼女たちを仰ぎ見るワタル達。日傘をさした少女達は、ワタル達
を中心に歌い回る。
・銀河鉄道は走り続ける。正面、対角に居並び、光の道をしゅっぽしゅっぽとかける
少年少女達。舞台幅いっぱいにかけ、ジグザグに進んでいく。
・野球帽の上にバット頭をつけた少年。カメハメハーとばかり、放つ剛速球。ワタル達
と轟音を放ちながらキャッチボール。野球少年達で舞台はいっぱい。後方イントレ
上幾層かに展開、袖では、3人づつ大ブランコをこいでいる。
・仲間との最後の別れ。
・冒頭のモブダンス再び。ワタルは夢から覚める。日常が始まる。しかし、夢は終わっ
てはいない。舞台いっぱい、後方イントレに日傘の少女達、舞台上にランニング
シャツや夏服少年達。逝ってしまった少年は花となった。天上からは金銀の花々が
舞い降りてくる。
・モブダンスを続けながら、パートごとに礼してカーテンコール。
今週の様子
>>7/20の写真
［月間一覧］