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 劇団衛星「劇団衛星のコックピット」

 @京都三条 アートコンプレックス1928(2003/6/12-15 10ステージ)
 http://www.pan-kyoto.com/ac1928/
 @大阪 NGKスタジオ7/12-13 5ステージ
 @東京 こまばアゴラ劇場 8/19-21 7ステージ
 当日座席指定 前売一般1800円 学生1500円 当日一般2000円 学生1800円

 作・演出:蓮行 演出補:植村純子 コックピット製作:藤原康弘
 映像:窪木亨[電視遊戯科学館]、西川翔太 作曲 BuBBleBomB
 衣装:黒木陽子、金田典子 小道具:紙本明子 宣伝美術:清水俊洋、大庭佑子
 制作:植村純子、筒井加寿子 プロデュース:橋本裕介 主催:劇団衛星
 共催:アートコンプレックス1928 制作協力:よしもとrise-1シアター 京都芸術
 センター制作支援事業
 出演:ちょっとねたばれにつき、末記。

 2003/6/13(金)曇 3:01-4:20PM(1'20) 前方より 客席9割(45人)
 客層:20才代中心、学生っぽい感じ。おじさんおばさん若干。女性7割。
 客入れ:いつものよう、三条通り面で受付。開演1時間前から(10分前〆切)「チェック
 イン」:希望座席指定。ちょい凸型の舞台に正対する・8人×6列の雛壇ベンチと
 最前両端に1席ずつ(至近なれど、横にみる感じで△)。最前列中央は暑苦しかったり
 、とりわけ笑けたりで格別なれど、実は正面が見難し。2、3列目、センターよか、
 ややサイドよりがいいかも(まあ、好みの範疇) 「装甲魔神ヘラクレス コック
 ピット搭乗券」とある座席指定券は、配置図と当該席、席番が記載されて親切。
 
 公演は体験パビリオンの趣向。開演定時10分前まで、テーブルと椅子をおいた
  「エントランス」で待合い。飲み物サービスがあってもよさそう。前列の奥側(壁際が
 8番)から、順番に呼び出して案内。待ち時間も板付きでちょっと芝居あり。指定席
 なれど定時10分前集合しないと損なり。折り込みパンフ。入場時にパビリオンパンフ、
 つっこみどころ満載でくすり笑い。退場時に通常パンフを配布。あいさつ、配役、
 スタッフ、予定掲載。パトロンの会(ファンクラブ)8月終了とか。

 巨大ロボットの操縦コックピット内趣向の3×5m密室空間演劇。京都、大阪、東京
 とツアー。お呼びがあれば、出張公演・要相談?。

 会場は前記の通り。舞台つうか劇場内劇場。メタリックカラーの一面。正面に斜め
 スクリーンと、重機械みたいレバー付き運転席。脇の新聞切り抜きとか貼った衝立
 囲いもコックピットらしい。右壁内にパソコン、事務椅子。その上、正面に神棚。
 手前壁に松戸重工業コンパニオンポスター。反対、左壁にスイッチ、ランプ類と
 ヘッドホン。奥に茶器置き場、その下に土管な穴、腸捻転と暖簾がかかり。どっちの
 壁内からも、コードが垂れ下がり、ジャンク雰囲気。

 お話。松戸重工業の人型巨大ロボは試作のままでぼろぼろ。故障してるのが通常どお
 りと、しっかり日常点検。でも、今日はロボ開発の提唱者・尊敬する会長が亡くなっ
 たばかりで、課員一同意気消沈。意志を継ぐべく、悲しみを乗り越えて〜な彼らのお
 楽しみは、月一の外部訓練。往路とんでもないニュースが。現場急行!!って、これ
 戦闘用じゃないですよぉ。と、深みに嵌って、思わぬ真相がっ。ロボ開発に情熱を
 もつ社員たちの七転八倒巻き込まれ型ミステリー。

 趣向にわくわく、しょぼさに愛情。無駄の素敵さ、あれこれ。そもそもロボ自体、非
 効率。それに情熱を燃やす社員という不思議(夢がどうとかドラマにありげ?)。
 カツゼツがいいハンサム役者揃い。広さ100倍の近鉄劇場でもいける、メリハリある
 演技バトル。三畳間空間なのに…。、

 少年マンガな情熱ロマン、青年マンガの社会派顔でいて俗っぽいギャグとお色気欠か
 さず。浸りきりハンサムぶりとお調子者ぶりが同居。かっこいいの照れ隠しかしら?
 その中、後半真相が明らかになるにつれ、権力、世情への反骨の精神が透けて見え。
 90年代演劇みたい印象もあり。なんにせよ、サービス存分。こまめに楽しむのが吉。

 役者。美男美女が至近で嬉しいところ。いつの間にか、劇団員の金田さん。出番少な
 いのに、しっとりいい女ぶり。連行氏。むやみにムーディ。田中遊さん。渋く菅原文太
  調、ときどき外して愛嬌。岡嶋秀昭さん。高倉健調の男ぶり。過ぎて、ちと勘違い。
 チャック・O・ディーン。田中、岡嶋の2人の火に油を注ぐ、マニアキャラが嵌り。
 ファックジャパン。熱いというより暑いハイテンション演技。過ぎて、思わず笑うねこ。

レトロな会場入口、劇場は三階、一階はカフェ。京都発、最スシ詰め演劇。



 出演:
 田中 遊 :俵屋康弘(31) メインパイロット
 岡嶋秀昭 :谷 茂(28) サブパイロット
 チャック・O・ディーン :大塚洪次(26) メイテナンス担当
 筒井加寿子:大西瑛子(25) エンジニア
 蓮 行   :森岡 昇(29) 企画所属
 紙本明子 :前田亜紀(23) 庶務課配属の派遣社員

 ファック・ジャパン:元山伸雄(24) 装甲魔神担当 常務取締役
 金田典子     :井上 遙(28) 常務秘書
 
 駒田大輔 :桜井耕作(役人)
 橋本裕介 :橋爪さん(トレーラーの運転手1)
 中西彦助 :トレーラーの運転手2
 黒木陽子 :ナビゲーター、山代信子

 映像出演:
 大川豊[大川興業前総裁]:総統
 窪木亨[電視遊戯科学館]:大村教授
 門脇俊輔[ニットキャップシアター]:アナウンサー
 田実陽子[同志社小劇場]:ミカティ(レポーター)

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