売込隊ビーム「よせばいいのに」
＠大阪梅田 HEP HALL（2003/7/18-21 7ステージ）
http://www.livehep.com/hall/index.asp
全自由 前売2300円 当日2500円
作・演出：横山拓也 音響：佐藤真弓 照明：葛西健一[劇団クセノス]
舞台美術：清花也 舞台監督：城田邦生[劇創ト社] 宣伝美術：下元浩人
衣装：草野憲大、西田和輝 小道具：杉森大祐、山崎啓太、マグカップをご持参くだ
さったお客様 企画・製作：ビーム企画
出演：役柄別途掲載。
梅本真里恵：土井森奈津子
菊地秀之 ：蔵田義春
三谷恭子 ：蔵田すみれ
西うらしんじ［遊気舎]：城島郁男
小山茜 ：小野田美伶
宮都謹次 ：荒瀬浩平
山田かつろう：浅井裕之
太田清伸 ：楠本史郎
石原正一[石原正一ショー]：田村徹也
2003/7/20（日）曇 5:07-6:45PM(1'36) 前方より 客席9割？（110人）
客層：20才代中心、女性過半数。学生っぽい人結構。
客入れ：間際入場なんで、開場時不明。場内誘導適時あり。全椅子席。平床に3列、
後方雛壇に5列。千鳥配置で見やすさ配慮。比較的中央に固まった芝居なので、前方
真ん中よりが○。折り込みパンフ。関西小劇場劇団で一番凝っている彼ららしく、
タブロイド版(A2）の夕刊みたい体裁。といっても、大判の役者写真と小文字記事で
すっきりシンプルデザイン。近況や出張してチケットを販売する企画レポートなど。
稽古前にパンフ製作しちゃうんだ。次回公演。11/28-30新作＠ＡＩ・ＨＡＬＬ。
カーテンコールで山田さんより伊丹駅前ＰＲあり。物販。過去パンフ、公演ビデオ。
舞台。道路下、斜面に立てられてるらしい喫茶店。がらんと道具や飾りは一切ない
空屋。下手にガラス戸〜ガラス窓、戸外に広告塔と道路へのコンクリート階段。
屋内。奥側が一段高く、下手側にカウンター、中央に棚と頭上に天窓、上手にトイレ
ドア。手前、四角テーブルと椅子２組。上手壁にガラス窓。ニス塗りの壁が安普請。
お話。農村の喫茶店。亡くなったマスターの遺言は親類縁者に店を継いでもらうこと
集まったのは、若い兄妹、いとこ達。脱サラして陶芸家を志す男は生活費稼ぎと、
妻への対面保ちのため。都会の調理学校へ行くも、コンビ二バイトを延々してた女。
アメリカホームステイ自慢が感に障る男。風水にこだわりすぎの女。地元の幼なじみ
とか、広告店セールスとかも絡み、それぞれ自分のやりたいこと言い放題。
そんなことより、誰が継ぐかを決めないと、コンビニバイト女は仕切りたがるけど
不発。陶芸家志望の妻は、都会から学生の時分友達？の経営コンサルタントを呼び。
みなの甘さ、無知ぶりがいまさらにはっきり、当人達はしょんぼり。コンビニ女
なんか地の底。それでもできることからと、始めたのだけど。
ドライさらりとテンポの良い、シチュエーションコメディ。お惚け顔でいて、無意識
の悪意、コンプレックスぽつぽつと噴出。都会と農村、とか劇団おなじみ？の。
結構、底意地の悪い？。ダメ人間がせこく立振舞い、虚勢を張って、とほほな可笑
しさ。いずれも、表面のみで内実を見せないから、さらっとみられ。風水のこだわり
、へんな訛とか、キャラ特徴も巧く使い、反復のギャグ基本もおさえて○。たまには
東京で公演しないかなと思うねこ。
役者。美男美女ぞろい、強弱さまざまにメリハリ演技。梅本真里恵。偉そうにしてた
のに所持金がないことが知られて、顔にすだれ影にできて固まる表情○。
山田かつろう。肩から力が抜けた、適度な自由さが感じ。
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