伊藤キム＋輝く未来「階段主義〜パルテノン多摩〜」
＠多摩センター パルテノン多摩・大階段(2003/9/13-14 2ステージ)
http://www.parthenon.or.jp/
＠大阪・新世界 スパワールド通天閣側階段 7/27
＠高知市文化プラザかるぽーと・ガレリア大階段 8/30,31
＠兵庫県立美術館・大階段 9/6
観覧無料 投げ銭大歓迎！！
構成・演出：伊藤キム 出演・振付：伊藤キム＋輝く未来
主催：伊藤キム＋輝く未来 助成：平成15年度文化庁重点支援事業
協賛：トヨタ自動車株式会社 協力：財団法人多摩市文化振興財団
制作：ハイウッド
2003/9/13（土)快晴 5:02-5:48PM(42) 前方上手・立ち見 客席(300?人)
客層：20才代女性最多に、通りすがりの老若男女。家族連れもちらほら。
客入れ：野外無料公演。パル多摩真正面の大階段前に、椅子6列(120位）。開演間近で
もちろん満席、周囲に２〜３列位の薄い立ち見の人垣。チラシをもったお姉さん数人が
場内整理。注意掲示「マネしない」が主に子供向きにあり。階段を転げ落ちちゃ危ない
から。建物が日を背負う格好になるので、階段とその前に日差しが射すことはなし。
終演後、パフォーマが箱をもって木戸銭を募り。
屋外大階段を舞台に踊るシリーズ。仙台、大阪、高知、兵庫を経て、東京最終公演。
メンバーはカンパニーのダンサーに各地ワークショップ組を加え。東京では小中学生
を含めた、30人ほどで編成。
舞台。ビル間に造られた巨大な無用階段（パルテノン神殿をイメージ）。左右の階段
に挟まれて、中央部に雛壇がある３部分。
構成。カンパニーメンバー、キムソロ、総員のおよそ３部制。
階段という日常を活かした、非日常の面白さ。何事かするために途中で止まる、あろ
うことか寝転がるな、ありえない動きが全編。確かにまねしちゃいけないなり、
な愉快さあり。場所が場所なんで視界に全部入り。とりどりの動きも小グループ単位
でまとめてくれて、見難い、散漫だなどの障害なし。むしろ、種々の楽しさで勝り。
キムソロは、広い空間で思いのままな楽しさあり。ソロをもっと観たい、なとこは
あれど、それはホール公演でというところかしら。
主な構成
１ 男女がそれぞれ左右階段。向かい合い、また交差して動き。音楽が入り、白と黒衣
装のダンサー５人が関係性ありげな、ゆっくりした個別の動き〜ユニゾン。
２株式市況の放送音に変わり。キム前方へ。両手を横に回すような、併せて横に流す
ような動きなど、心の趣くまま雰囲気で踊り。階段を駆け上がり、最上部でまた踊り
左手の階段を下りて横たわり。
３階段上部から、横になり転がり降りてくるダンサー登場。株式市況の放送にノイズが
混じっていく。人数をしだい増して25人ほど、ごろごろと転がり、やがて停止、キム
は静止したダンサー達を見て回るように走り回り。
４一人ずつ立ち上がり正面をみる。放送はチューニング中。階段の上に上がり、倒れる
もの、階段を一気に上がり、または下がるもの。放送はノイズから無音へ。全員が
立ち上がり、指を口にあてて、シー(静かに）と声をあげて注意するしぐさ。左右を
伺うようにきょろきょろ。深呼吸に呼吸音をさせながら、手を両脇から上にあげる
動き。そのまま階段に横たわり。また、立っている者（だったかな）は片手を伸ばし
て、口をあけて背伸び〜麻痺するような動き。
５アップテンポの音楽。小グループに分かれて、それぞれユニゾンの動き。ドリフの
ひげダンス、１２３４やったね加藤ちゃんとか、ＴＶキャラの振り付けとか。中央
ひな壇では見えない構造を活かして、シンクロナイズド・スイミングぶりとか。
６フランキー・ゴーズ・トゥー・ハリウッド（たぶん）の曲。階段の上に上り、ならん
でユニゾン。下側に一人残り、ソロ。大きく四角形にならんで、ユニゾン。前方では
小中学生の女子四人がユニゾン。全員、階段上に上がって、向こう側にひっこみ。
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