伊藤キム＋輝く未来「劇場遊園」
＠三軒茶屋 世田谷パブリックシアターおよび劇場周辺（2003/12/5-7 3ステージ）
http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/frame.html
全指定 A席（特設ステージ席） 一般 前売り3500円当日3800円
世田谷区民割引3300円 SePT倶楽部会員3200円 学生割引3,000円
B席（劇場2・3階席） 前売り3200円 当日3500円
構成・演出・出演：伊藤キム 振付：伊藤キム＋輝く未来
合唱曲作曲・指導：足立智美 演出アシスタント：小林由佳、長井江里奈、伊豆牧子
照明デザイン：足立恒［インプレッション］
照明オペレート：森島都絵［インプレッション］ 音響：藤居俊夫 衣裳：堂本教子
衣裳製作：アトリエ88％ 舞台監督：三津久
制作：根木山恒平［ハイウッド］、市川絵美、多田哲平
プロデュース：高樹光一郎［ハイウッド］
主催：伊藤キム＋輝く未来 提携：世田谷パブリックシアター
助成：平成15年度文化庁重点支援事業 協賛：トヨタ創造空間プロジェクト
協力：財団法人セゾン文化財団 後援：上田市教育委員会 制作：ハイウッド
出演：
畦地亜耶加、荒木志水、新鋪美佳、石川健次郎、伊豆牧子、岩渕貞太、宇田川裕美、
江夏令奈、大江麻美子、大迫英明、垣内友香里、神村恵、岸本剛、北原香菜子、
後藤茂、小林由佳、斉藤栄治、斎藤愛見、笹嶋麻由、重森一、鈴木るみ子、
世木亜矢子、田中達朗、田畑真希、対馬陽子、長井江里奈、中澤寿来、丹羽洋子、
根岸由季、芳賀弓、深見章代（高襟）、前田紀和、与儀真理子
2003/12/6(土)曇 7:30-9:18PM(15/休21/1'12)ロビーと舞台から 客席満員（400人）
客層：20-30才代中心、女性8割。中年夫婦連れな層も結構。
客入れ：1部で各階ロビー(自由)、2部で通常舞台上席(A席）と2,3階(B席)の指定席。
受付でA,B色分けの首掛けパスとパンフ(A5 6ページ）をもらい。ロビーに置かれた
注意書きと同内容の進行と1部の鑑賞マップ同梱。1部は場所ごとに固定客ができていく
けど、まずは全体を巡るのが○。荷物はロビー下の無料ロッカーに預ければよし。
Ａ席は最前Ｂはベンチ、それ以降Ｐ列まで高低差のある雛壇に椅子席。
劇場で遊ぼう企画公演。二部構成、第１部は劇場各階ロビー、第２部は通常の客席
と舞台を入れ換えた配置で実施。詳細は末尾参照。
いろいろありの取り散らかしパフォーマンス。やってる内容より、やってしまって
いる事実のが面白し。すぐそばで何をしでかすのか、わからないライブ感とか。
パフォーマンス単体は、ふーんな興味以上の気が引かなくて、残念ねこ。後半は
客席の階段を使った公演。ってこの前の階段主義と一緒？。あんま「客席」を意識
した演出はなくて、うーんだから？って感じがあり。途中、合唱の趣向もあり。
これは聴くよりもやってる方が楽しいのでは？とか思ったねこ。
主な構成
第１部。開場時から１１７の時報が場内に流れてカウンティング。Ａ，Ｂ席の区分
を書いたPASSを首に下げ、鑑賞マップを片手に各階を往き来して、パフォーマンス
を楽しむ趣向。いわく、人間を展示するというコンセプトとか。
・ロビー（劇場外アトリウムは未確認）「カラダ市場エリア」。
顔に両手をあてて歩く、ステンカラーコートの嘆き女がよろよろと（女達は各階を
巡回） やがて、4人が居並んで椅子ダンス。
・ロビー〜１階席ホワイエの階段踊り場。1人の男と彼の仕草を振り付ける女。男は
走り去り、女はその様を振付（実況中継）しながら伴走。見失うと目についた人々
を振付（実況中継）。踊り場の床を自分の部屋状態としている男。灰皿をおいて
寝ころびながら、スポーツ新聞を読む。結構じゃまくさい。
・１階席ホワイエ「人の壁エリア」震える男は床ダンス、紐を床において引っ張り
区切り、やがて隅に置かれていた人形とダンス。4人の女性は居並んで天を仰ぐ、
やがてロミジュリを割り台詞で朗読したり。
・２階席ホワイエ「私の秘密エリア」 歌いながら歩く男（あとなんだっけ？）
・３階席ホワイエ「天井桟敷エリア」写真展を開く女、その場で撮影。
第２部。休憩時間に、Ａチケットのお客は通常の舞台スペースに置かれた客席へ
移動。幕が下りているので舞台（通常客席）は見えず。開けて、前方に丸く張り出し
舞台状の平床、その後方雛壇に客席椅子が一面。Ｂチケットは通常客席の
２，３階の舞台よりブロック。
雛壇状に赤い背もたれの座席を置いた客席。間に赤いワンピースの男女がならんで
万歳ポーズを繰り返し。男女一組がのこり、すれ違いの逢瀬。男性のソロ、階段を
走り、転がり、這い、また立ち上がって手をくねらす。次第激しく、1人残り、
崩れて止まり。周囲は夕焼け色。一団が下手に並んで着席、手を挙げる、１人だけ
声だかに笑っている。散開して座る。ゆっくりと立ってそれぞれが歩き出す。
探すようなふりで、しーと指を口に当てる。キム、前方の平床舞台に駆けてきて、
倒れ伏す。
ワイシャツ姿の指揮者（足立智美）が現れ、居残った10人のパフォーマンスは
前側の席に横一列に並んでいる。合唱曲の時間。思い思いの声を出すそれぞれを
楽器に見立てて演奏するヴォイスパフォーマンス。2階席にも並んで、ユニゾンで
コーラス（へのへのもーと繰り返す）に加わり。
白ワンピの３人が現れる。前方舞台で倒れているキムの周りにあつまり、儀式めい
た、ひとしきりの踊り。キムが1人残り、劇場天井（青空がペインティング）を
仰ぐ。呼びかけてうなだれて客席を走る。激しく飛び上がって、こっちにこいよ
ポーズ。応えがなく、頭抱えてうずくまる。手を広げて歩く、通常舞台の柱にすり
寄る。悶えて、アンニュイ。
男女がカジュアルな平服で登場し、客席でユニゾンで踊る。いくつかの組みに
別れて、てんでの動き。高揚するに連れて明かりは明るくなる。いくつかのユニ
ゾンのグループができる。皆で万歳を繰り返す動き、幕が下りる。幕があがり、
ワルツに乗ってキムのソロ。さきほどからいる指揮者は、しまくり。
入口上に嘆き人形 1部は4エリアで同時多発
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