＠池袋 サンシャイン劇場(2004/9/8-18 14ステージ）
http://www.sunshine-theatre.co.jp/
全指定 前売5000円 当日5300円
作・演出：宮藤官九郎
音楽：グループ魂（VO.破壊、G.暴動、G.遅刻、B.小園、Dr.石鹸） 作曲：富澤タク
舞台美術：加藤ちか 舞台監督：青木義博 照明：佐藤啓 音響：山口敏宏
衣裳：戸田京子 ヘアメイク：大和田一美 映像：ムーチョ村松[トーキョースタイル]
かつら：高橋岳蔵[劇団☆新感線]、佐野則夫 殺陣指導：田尻茂一、川原政嗣、前田悟
写真：田中亜紀 宣伝美術：吉澤正美 チラシイラスト：篠崎真紀
演出助手：大堀光威、佐藤涼子
制作：長坂まき子 企画製作：大人計画 (有)モチロン 助成：芸術文化振興基金
出演：
橋本じゅん[劇団☆新感線]：剣轟天
皆川猿時 ：港カヲル
池津祥子 ：キャメロン・ビーフジャーキー(港カヲル 愛人１号）
猫背椿 ：モーモー前張（同上２号）
宍戸美和公 ：気仙沼ちゃん（同上３号）
伊勢志摩 ：とん汁姫 （同上４号）
田村たがめ ：脂身番長 （同上５号）
平岩紙 ：シシャモちゃん （同上６号）
近藤公園 ：パーク近藤 （港カオル マネージャ）
吉田舞[ふたりほか出演] ：ベンジャミン伊藤 （港カヲル付き通訳）
少路勇介 ：パトラッシュ（新キャラ）
星野源 ：のぼる （天才少年）
富川一人 ：大学生１
関谷悦明 ：大学生２
尾崎拓也 ：大学生３
宮沢紗恵子：女子アナ・神田
宮藤官九郎：中島（轟天の先輩）
武田浩二 ：ウメＱ（港カオルＳＰ）
大林勝 ：モロＱ（同上）
片桐はいり：港ハイリッヒその子（港カオルの妻）
武沢宏 ：白金宏（その子 秘書）
カヲルの喜び組
阿諏訪麻子、市場絹枝、伊藤優子、岩瀬久美子、内田慈、梅沢恵美、小川佳世、
奥泉文子、遠田亜希子、香川奈月、金子薫、金子真弓、川岸加奈絵、斉藤頌子、
坂口めぐみ、猿田直子、柴田梢、鈴木菜穂子、芹澤セリコ、竹内あすか、谷口郁子、
対馬玲美奈、筒井明日、常永律子、中野妙子、野村祥恵、服部ユキ、原和代、
廣瀬麻衣、細川帆子、安田杏菜、若林みな葉
日替わりゲスト：峯田和伸 [銀杏
BOYZ]
2004/9/12（日）晴 2:05-4:59PM(1'26/休15/1'09) １階最前方 客席超満員（840人）
客層：20才代中心、学生も多そうな若い客層。女性7,8割。中年、子供連れ若干。
客入れ：当日券は開演2時間前から販売、詳細不明。１階前方通路に補助椅子50,60席
あり。3列が最前列の張り出し舞台。客席側登場、客いじりはなし。どこの席でもよさ
そうだけど、最前方だと主人公二人が目線で遊んでくれて○。
折り込みパンフ。いつもどおりA4 1枚。配役、スタッフ、予定の最小限。次回公演
大人計画本公演。松尾スズキ3年半ぶり新作「イケニエの人」 11/11-12/5＠世田谷
パブリックシアターほか。それと芝居参加小道具のうちわを配布。柄を含めた全長Ａ３
相当と大判。持ち帰りたい人はバックの大きさに注意（不要なら、終演後設置の回収箱へ。
そこらに捨てちゃダメなり。）
物販。パンフや新グッズはなし。松尾スズキ監督映画のチケ販売。
カーテンコール２回４分、ちょうど５時に退出可能。
オマージュていうか、宮藤官九郎の趣味趣味・好き好きキャラで遊ぶお祭り企画。
メインは引退したはずの新感線・剣轟天の復活にあり。
舞台。カヲルと轟天の巨大なバストアップ画、はな◎るうどん店内画が吊りもの
背景。ほか調度は持ち込み式。スクリーンから飛び出す趣向とか、映像面も新感線
まんま。
お話。世界のエンタテーナー・港カオル。頼んでもいないのに、妻が経営する美容
チェーンのＣＦに参加。ダイエット真逆イメージで経営は大打撃。どこ吹く風と、
カオルは世界の愛人宅を渡り歩き、やりたい放題。業を煮やした妻は、伝説のカン
フー達人・剣轟天に殺人指令。今はバイト生活で、奥義もなんも覚えちゃいない彼は
もちろん断るのだったが。
くだらないことはさて置き…、置くと…なんも残らないバカ爆発。お約束に物語は
どうでもよくて、ひたすらにパロキャラ祭り。ねたに作家の青春時代？と、今の缶詰
生活圏が伺えて、微笑ねこ。古くは少年マンガ全盛期のギャグ一連、ＡＴＧ（いまや
有名場面のギャグの方で知られ）、ブルースリー、マトリックスとか映画、ＴＶバラ
エティ（気仙沼ちゃん＝欽ドンとか）。最近でメインパロのキルビル１，２。生活に
関しては、轟天の生活設定と自作の遊びとか。
前提として、新感線とグループ魂があるけど、知らずとも７０％は楽しめ。その配慮
というか、濃すぎるキャラ芝居を逐一拾う演出が単純楽しい。轟天の、芝居に必要が
ない細かい芝居とか、よくわかってるな。ただ、港カヲルの独特フェティズム（ダン
ディズム？）ねたよか、轟天の少年ギャグマンガねたのがわかりやすし。見た目の
食わず嫌いをしなければ、どちらの楽しめると思うねこ。
役者。主役二人はいつも通り。大人計画の女優陣、久々の武沢君ら、隅々まで潔く
芝居してて○。片桐はいりはとても納得できる役柄、よく応えていて○。宮藤官九郎は
結構出番多め、晒されるキャラも楽しそうに演じ。ゲストは日替わり。ねこ無知なれど
1/30人規模で盛り上がりがみられ。ちなみ他の日は、阿部サダヲを最多に佐藤隆太、
中村獅童、右近健一、松尾スズキ、古田新太、池田成志、おぎやはぎ、長井秀和、
などだった模様。
［月間一覧］