＠大阪ビジネスパーク MIDシアター（2004/10/8-10 3ステージ）
http://www.mid.co.jp/panacreate/txt/mid/top.html
前売り当日とも 全指定4000円
制作・企画：イッセー尾形、ら㈱
出演：イッセー尾形
2004/10/9（土）曇 7:06-9:14PM(2'06) 後方下手 客席満員（500人）
客層：20-30歳代女性最多に老若男女。グループ、単独ととりどり。
客入れ：当日券不明。プレイガイドチケももぎるだけなのに、受付に並ばせるのが難。
折り込みパンフなし、アンケートに台風で問い合わせ殺到、チームワーク、MIDの
空間のことなど、たぶん森田さんの挨拶。
全椅子席。ごく緩いスロープ床に17列×27～30席、舞台がやや高いとはいえ、視界
不良多々。東京なら、スペースゼロ程度の広めの幅で、雛壇をなくした状態。優待
か一部座布団追加席あるも、段差と配置を工夫してほしいねこ。
物販。Ｔシャツほかグッズ、視聴のできるＤＶＤコーナーあり。クエストのような
飲食サービスはなし。カーテンコール2分。冒頭の珍しいねた(自分でも驚いた）、
くらっときたねた、10年ぶり？大阪公演シリーズ、台風がどっかいっちゃって東京
が大変とか。
予定の維新派が台風中止。代替えは気分を変えて、真逆の小規模・一人芝居とした
ねこ。イッセーライブは2年ぶりなり。
舞台。4.5畳みサイズ、後ろに壁板の白い舞台。下手にいつもの楽屋なスペース。
構成。歌ものが続いた後、タクシー運転手らいろんな男女中年スケッチ。
いつにない（久方だけど）弾き語り歌手がまたかよ、な冒頭にほよよ。万年少女、
健全なロッカー、伝説のフォークシンガー、初老シャンソン歌手。しょぼくれを
共通に愛すべき老若男女ぞろい。それっぽい歌、ギターも聞かせどころなり。
あとは、男女をとわず、イッセーしてるキャラぞろい。女房に逃げられお父さん
シリーズに、またほのぼのするねこ。
主なねた
１ラフな髪型、乙女入った服装、舌足らずの声の30代？な女性。ギターで思いつく
ままに弾き語り。つきあってる男性に朝、財布からお金を抜かないでーとか、
とほほに哀しみ入り。どうもベランダで歌ってるらしく、知人が通りかかるけど、
あまり話し相手になってくれない。寂しいベランダ一人ライブ、頭に枯れ葉1枚、
やだ～狸さんになっちゃう。
２黒のレザーパンツ、Ｔシャツ、肩にかかる無造作髪、ギターをもっていかにも
ロッカーです。ライブで盛り上がっちゃうと、申し訳ない気持ちになるんですと、
腰が低い。ライブが終わったら、すぐかえって、10時には寝ちゃう。キャンプ仲間
のバンドはとっても健康志向。２４６はどこですか～♪、でてみたらただの道
じゃん♪。
３黒のレザーパンツ、Ｔシャツに毛皮のコート、黒のハンチング帽子に丸い
黒眼鏡。ぽつぽつと、伝説のフォークシンガーと呼ばれるようですが…、ただ行方
不明だっただけで…。「この間」が人によって違うとか、つまらない話題をさも
意味ありげに語って、ブルース。愛の終わり方は～♪。
４サングラスの初老の男性、ギターを持ち椅子に座り。ちと女性っぽい穏やかさも
漂わせつつ、シャンソン。旅ガラスなんで、いろんなところから呼ばれる。コンサ
ートが終わって食事。でも僕は、肉や魚、たいていのものがだめなんで、トマトを
いただくことにしてる。感謝の言葉はこのトマトよく冷えているね。フランスに
どのくらい行っていたのかとよく聞かれるが、三日だけ。おなかを壊して、もう
二度といきたくない。ピエールという男の人生の歌など。
５ボブカットにトンボ眼鏡、黒づくめの軽装の男性。コーラスの指揮でだめだし
仕切。誰かさんが…小さな秋みつけた♪。誰かさんって誰？、さあ考えて。それは
自分です。そうイメージして歌って。結果なんか怪しいコーラスになったらしく、
指示リセット。と、ママさんコーラスに歌詞のイメージをほのめかしては、混乱
させていく。結局、素直に歌わせて、満足の仕上がりだったらしく、ブラボー。
６やっさん？、緑のブレザー、灰色スラックスに四角眼鏡、ちょびひげ。タクシー
の運転手。お客の家族が危篤らしく、東京から仙台まで乗せていく途上でパンクの
アクシデント。修理しようにもスペアタイヤがない。ＪＡＦに知られるとまずいと
渋って、客を怒らせ。こてこての大阪弁で怒ったり、乗りつっこみしたり。
やがて、客のごたごたに巻き込まれて、むちゃくちゃに。これは天罰にちがいない
わ。
７ネクタイにハッピ、髪はくっきり七三分けのおじさん。やたら焦って困り顔。
町おこし祭りの前夜、リハーサルでトラブル発生。帰ろうとする、往年の演歌歌手
や作曲家に平伏低頭。地元ＴＶの取材を待ってくれと懇願。でも、来たのはケー
ブル局だけで、インタビューにもしどろもどろ。先生達の接待のため、すっぽん
料理の店をセッティングも、かえって嫌がられ。トラブル原因の発電機も復旧の
めど立たず。ごちゃごちゃ内輪で話しがち、さらによけいなことをいって不興を
買い。すっぽん料理で先生も復活できますよ（いまはどん底かい）とか。
おじさんの不始末な夜は終わらない。
８カーキのジャケット、ジャポネスクな意匠入ったロングスカート、首にマフラー
掛けた、ボブカットの中年マダム。美術館で若い連れに講釈。今日、美術館へ
はじめてきた！？、それじゃ犬猫といっしょじゃないの。どうも新婚旅行、旦那は
仕事絡みでこれなくなり、あろうことか秘書を替わりに送ったらしい。ヤクザな
臭いがなんとなく。なせいか、この女性。うんちくと美術館にまつわるロマンスを
若い秘書に語り、ちと悦にいって気を紛らわせ。時折、子どもの頃覚えた、一本の
木の歌を唄って、自分自身を鼓舞。
９天パー頭に鉢巻き、腹が出たおじさん。おなじみの女房に逃げられた、子だくさん
のお父さん。大晦日、紅白をみようにもＴＶ映りが悪くて、推定しながら観る状態
子ども達の質問にいい加減に答えながらも、結構いいお父さんぶりもみせ。と、
お金持ちの内山さんがおせちをもって訪ねてくる。意外なお客とおせちの豪華さに
おどろき。子ども：内山さんって孤独な人だね＞こら、よけいなことはいわないの
と頭ぽこり。
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