@大阪南港 ふれあい港館臨時第三駐車場 野外特設劇場
(2004/10/10-27 15ステージ)8,9,20台風で中止 12,18休演、26,27追加
http://www.city.osaka.jp/webmagazine/webm/kanjiru/0105b.html
全指定 前売4500円 当日4800円
作・演出:松本雄吉 音楽:内橋和久
美術:黒田武志[Sandscape] 照明:吉本有輝子
音響:松村和幸[Kazuyuki Matsumura a.k.a. ZAK]
舞台監督:大田和司 宣伝写真:福永幸治 宣伝美術:東學
制作:衛藤千穂、山崎佳奈子 制作協力:高岡茂
屋台村ディレクター:白藤垂人[hitori工務店]
主催:大阪野外演劇フェスティバル実行委員会、大阪都市協会、
毎日放送 http://mbs.jp/event/keaton/、維新派
出演:
升田 学:キートン
春口智美:ワタル
木村文典、岩村吉純、鹿田大樹、田中慎也、新田ヒロユキ、藤木太郎、大岸孝行、
早乙女憲、栃下亮、坊野康之、森正吏、Aaron Paterson、
石本由美、平野舞、みずちおむ、四谷エスタ、エレコ中西、藪実里、石黒陽子、
小山加油、石丸史夏、稲垣里花、江口佳子、中麻里子、佐藤亜希、村越美穂、
尾立亜実、境野香穂里、大石美子、高安美帆
2004/10/23(土)晴 7:35-10:00PM(2'23) 前方下手 客席満員(840人)
客層:老若男女。一人、友達、夫婦、親子とりどりに楽しむ、演劇桃源郷。
客入れ:会場。駅から左手、目標ZIP大阪。以前より駅に近い、ラフレシア演劇祭
など近年野外劇が行われてる原っぱ。屋台村のバンド演奏が駅まで届いているので
そうと知られ。簡易トイレ10個、開演近くなると行列になるので注意。
屋台村。広場をぐるり取り巻く配置。一方にバンドスペース(過去最大?)。数カ
所にたき火があるので暖をとるとよし。テーブルはそんな多くはなし、外周のが
空いているので、ゆったり飲むにはいいかも。2階にテーブルはなけれど、ここも
空いているので、高見の見物に適。場内への持ち込みはいつものように可能。
店数が多いせいか、人気のモンゴルパンも4,5人列どまり。ねこはカレーうどん500
円でまず腹ごしらえ。噂通りのおいしさなり。同じ店で握りと維新派巻きずし500
円も販売(いくらサービスデイ200円)。こちらもなかなか。
入口でビラを配っている、手回し活動写真上演500円は奥側にあり。2-5分のレトロ
な「おもちゃ映画」5本を連続上演中。15人ほどで満員、20分弱で終わるので回転
は早し。お茶目な弁士・小崎泰嗣の活弁が愉快(喉がれ、ご自愛方。)
客席。青天井。38席×22列の雛壇にござベンチ。座布団未持参だったので、1時間
超でお尻もぞもぞねこ。防寒はOK(3重=フリース+コート+追加ビニールコート。
海風が終始吹き)だったんだけど、もぞもぞ。屋台村にいる間に、貸し毛布は
品切れになっちゃったし。使い捨てカイロは無料配布。
折り込みパンフなし。物販。ビデオなど。カーテンコール3分1回。最後に松本氏から
空席が多い追加公演へのお誘いあり。
久々の南港公演。広大な埋め立て地は何年たっても寒々、でも屋台村は過去最大級
の賑わいで、ほくほくねこ。台風がこなけりゃ、予定の2回でもっと飲んで食べれ
たのに…と残念しごく。 →屋台村写真 →出店一覧
ご参考「いとしのフランソワーズ・華子」内 維新派『キートン』屋台村アルバム (11/22追加)
舞台。野天の客席の前は黒の一面。具象なセットはレトロな映画館と、映画セット
な住居、電信柱くらい。ほとんどは家並みのシルエットついたて群と、眼前を覆う
巨大な黒い斜面の2点。
お話。雨の日の映画館。キートン映画に引き込まれた少年ワタル。キートンの飛ば
された(蝶が変じた)書類を拾い、彼に届けに追うことに。でも、より早く遠くに
行ってしまうキートン。二人は、遠景にインディアン部族を置いた、アメリカ開拓
史劇の中を縦横無尽に追走。バスターキートンの映画場面を(たぶん)散りばめ、
オマージュともなり。
美しいパースペクティブ。洗練された美術とパフォーマンスにほよよねこ。ジャン
ジャンオペラから先?、これは新時代の維新派かしら。地名読み上げら、お馴染み
の歌場面はあんまなし。モノクロームの美術、静かなモブの動きがたっぷりとした
奥行きに展開。装置の巨大さや奥行き感は圧倒的だけど、なによりは美サイレント
な魅力。なんか大阪つうより、京都のアートパフォーマンスな趣あり。場の活かし
方もいつもより上手し。ラストシーンなぞ、劇場空間を港湾の夜景に開けてとけ
こませ。感涙ねこ。この技巧をもって、これからどうするのか、楽しみねこ。
主な場面覚え書き
・雨。少年は映画館へ。内部、スクリーン=映画を劇中劇で演じている。キートンの
帽子や書類(手紙?)が風に飛ばされる。追いかけて少年は映画の中へ。キートン
、追いかけるバイクに乗っけられる。縄跳び(カタカタとコマ送り音?)する少年
達、車輪を転がす少年達に追いかけられる。
・巨大な斜面が両側から現れ、中央で合体。電信柱が対角にパースを効かせておかれ
キートンな4人のコロスとインディアン達が対角に並ぶ。
・大斜面が空くと、熊に追われて電信柱にあがるキートン(上手いことかわす)。
二組のキートンとワタルが往来。少年達、斜め一列、インディアンと向かい合う。
・ワタル、書類と9999の三角旗をキートンに渡す。遠景にインディアン達が現れ、
テントを建てる。三角旗をもった男達のレース、くい打ちをして自分の名前のプレ
ートを下げる。土地取り?。丸太運び、のこぎり(次第大きくなる)かけ。成金男
2人の獲物自慢対決。
・インディアンの村で雄叫びな声。窓枠をもった人達が現れる。ワタルを、窓枠を
もった三人が取り囲む。インディアンのテント建設 対 窓枠な家建設。キートン
新居にインディアン達を招待して、ガーデンパーティ。両隣の家の女性と口げんか
、飛び交うもの。家の壁が風?に倒される。キートンはちょうど開口ドアのところ
にいて、直撃受けず。風で皆飛ばされる。キートン、人々も嵐の中を歩く。大斜面
登場。キートンは斜面を斜め上にしゃきしゃき歩く。ふもとでみているワタル。
斜面の上から転がり降りる岩をよけるキートン。ワタル、キートンを見失う。
・大斜面が開く。大きなアルファベットもって往来する人達。工員達が忙しく働いて
いる、新聞活版つくり。大きな文字をもった人達はKEATONと文字をつくる。アル
ファベットをもってまわる。戦争記事ばかりの新聞をもつ人達。体にまきついて、
新聞紙は衣装となり、くるくると回り踊る。ワタル、写真に撮られる。
・歯車の壁な陸橋が左右から合体。働く少年工員。ボートにのってやってくるワタル
陸橋の上に、大砲を引く列車に追い立てられるキートン。ワタル、水中に投げ出さ
れる。
・巨大な映写機が奥から登場、レンズを正面。大きな開口となり、光が溢れる。キー
トン人形を操るワタル。少年達もキートン人形をまねて操る。たくさんのキートン
が現れる。キートン倒れていく。爆発。
・おーいと懐中電灯の明かりを頼りに、ワタルを探す少年達。大斜面登場(内部の歯
車が露出)。ワタルが嵌っているのが発見される。少年達は歯車を手で回して
ワタルを助ける、斜面にキートン。コロスのキートンは窓枠と三角旗をもって
現れる。両袖ではブランコ、斜面を滑り降りるコロスのキートン。ワタル、キー
トンを捜す。
・斜面撤去。汽笛。雨音。コロスのキートン2。冒頭の映画館が現れる。コロスの
キートン4が空を見上げる。遠景ではビルをもった工員達。ワタルが現れ、ビルの
一つを渡される。少年達を歩きさる。手前にキートン、滑って転んで静止、まど
ろむ。正面奥の壁が撤去され、南港の夜景が広がる。それら背景にして、遠く櫓の
上にキートンが現れる。挨拶代わりにキートンな人形ぶりをする。
終演後全景。左半分奥が公演会場。手前屋台村、右端がライブステージ。
屋台村入口のポスター 東側ライブステージ。ベンチシートとたき火
屋台村 北側 まんねん、カバブ、タイカレー…と南側 すし、粥、モンゴルパン…
西側に活動写真館や食べ物屋たくさん(未撮影)
中川式カレーうどん500円(ちょっと食べかけ) と 維新派巻寿司6個500円
たき火に集う人達 裏手は空いてます
屋台村 一覧
1鉄板マン 居酒屋
2ちーチャイ チャイ・おでん
3DA・SPONGE ロコモコ
4北や カバブ
5ねぎや 鶏ケーチャン
6モンゴルパン モンゴルパン、大麻ビール
7ポテッちゃん アゲモノ
8横山 本場長浜ラーメン
9寿限無寿限無 タイ風カキそば
10マギー トン汁、じゃこご飯
11モリタヤ サンドイッチ・ホットドッグ
12秋月亭 焼きもつ
13谷やん ピビンバ
14マザーズ すし
15エトウファミリー 筋大根、ハンコ屋
16トヨシマ 点心
17イカ松 イカヤキ
18ダンシング・コボちゃん こだわり手打ちラーメン、ベトナム生春巻き
19まんねん 豚串、ギョーザ
20福田商店 バー、写真
21ちえの和 おかゆ、テキーラ
22ハッピーさちこ バー
23わらしべ屋 タイカレー
[月間一覧]