＠大阪梅田 HEP HALL(2005/12/27-30 5ステージ)
http://www.hephall.com/
＠ザムザ阿佐谷 12/15-18 5ステージ
全自由(整理番号付き) 前売3200円 当日3500円
高校生以下2000円(大阪のみ、前売当日共)
作・演出：石原正一 舞台監督：久保克司 照明：加藤直子 音響効果：児島塁
衣装：ヨダミカ、金崎めぐみ 小道具：島田麗子 宣伝美術：トキジュン・ペィ
制作：松井康人、根岸ゆか里 企画・製作：石原正一ショー
出演：
楠見薫 ：キタムラカズエ(長女 最強伝説の持ち主)
小椋あずき ：フジ(次女)
中道裕子 [らく-がき] ：ミエコ(三女)
美津乃あわ[ファントマ] ：サヨ(四女)
安井博美 [劇団そとばこまち]：サツキ(五女)
千田訓子 [リリパットアーミー||]：ムツミ(六女)
日詰千栄 ：ナナ(七女)
中西邦子 [劇団そとばこまち]：ヤエコ(八女)
小山茜 [売込隊ビーム] ：ココ(九女)
岸本奈津枝 ：ジュン(十女)
園本桂子 ：ソラ(十一女)
みきあすか [遊気舎] ：ファド(十二女)
稲田真理 [遊気舎] ：レミ(十三女 キタムラ家代表)
金田典子 ：ピンコ(実はキタムラ家の異父姉妹)
重田恵 ：婆ちゃん
太田清伸 [売込隊ビーム]：シド(姉妹達を慕う子供)
酒井善史 [ヨーロッパ企画]：トミー(姉妹達を慕う子供)
今仲ひろし ：ミナミノフロイドン(ミナミ家当主、伝説的ダンサー)
山浦徹 [化石オートバイ ：トマソン（ミナミ家長男、四天王。閣下と呼ばれる)
都木淳平 ["NEXT"] ：デパルマ(ミナミ家四天王)
赤星マサノリ [劇団☆世界一団]：レッグ(ミナミ家四天王。ディスクアニマル好き)
板橋薔薇之介 [ニットキャップシアター]：デビッド(ミナミ家四天王)
後藤英樹 [劇団そとばこまち]：国王
信平エステベス [遊気舎] ；ジュニア(国王臣下)
平林之英 [劇団☆世界一団] ：アルト(アルトサックスを演奏しタップダンス)
小松利昌 [劇団☆世界一団] ：マイケル(ほ乳瓶をもって踊る)
宮川サキ [pinkish!] ：アンドリュー（マイケルの伴奏者)
浅野彰一 [ファントマ]：父(ピンコの母を助け、後夫となる)
石原正一 ：キタムラ(姉妹達の亡父)
2005/12/30(金)晴 3:15-5:38PM(2'16) 前方上手より 客席超満員（220人）
客層：20-30歳代中心、女性過半数。男女ともグループ連れ結構。
客入れ：定時10分過ぎ、石原さんから開演押しのお詫び。当日券立ち見客の入場
(16?人)しだい、開演。入りきらないため、ロビーにて映像観劇のお客数十人あり。
ちなみ、今回の客数と、東京公演6ステージの総動員はほぼ同じ(苦笑)とか。
全椅子席、平床に5列、緩い雛壇に5列。舞台が高めなので観がたいことなし。
折り込みチラシ それなり。折り込みパンフ A5 4ページ。役者写真付きで親切
物販。缶バッチ200円。 カーテンコール 2回7分 全役者紹介付き。
年末恒例の顔見せお祭り興行、今年は大阪の役者のみ。旗揚げが岩松了作品と実は
チェーホフ好き？らしく「三人姉妹」をベース、得意の格闘漫画の世界を盛り込ん
だとか。
舞台。素舞台、装置なし。東京公演(ザムザ)より二まわりは大きな舞台で、大人数
のシーンも間尺が足りた印象。
お話。王族のみに踊ることが許された国。牛耳るのは貴族・南家。かつて覇権を
争った北村家は党首の死後、若き娘後継者の力量及ばず。誅され、13人の娘たちは
ばらばら。ダンスを万民へとの亡父の意志を継いだ6人は、密かに活動するが弾圧
の憂き目。そして姉妹が一人づつ殺されていく。若き後継者である13女らの怒りが
燃え上がる。折しも、優勝者に国のダンスを制する権利を与える大会のふれ。
あろうことか、宮廷から出場依頼が姉妹たちに届けられる。罠であろうともダンス
開放がためと、立ち上がる彼女たち。この期に北村家撲滅をはかる南家ダンスファ
イターとの死闘、犠牲の上の勝利。しかし最強の相手は謎の女ファイター、いまや
力のみを信奉する姉妹達の長女だった。
本格エンタメ志向にほよよ。役者もちねたのアニキャラから立ち上げるを廃し、
あくまで物語ベース。遊びはすれど、流れは止めず、愛と勇気をテーマにきっちり。
なんか大人になりましたね印象。ダンスを中心に絶えず動きまくり、大人数とマジ顔
芝居で迫力。口跡と押し出しのよい役者ぞろいで見栄えよし。最強ファイター役・
楠見薫さんの子供が夜泣きしそうな劇画タッチの迫力はさすが。緩い場面の脱力
加減も、手を抜かずメリハリ、適度に自由にして愉快。達者の役者さんあってこそ。
マンネリ満足公演との思いこみも払拭され、来年がどうなるか、楽しみねこ。
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