＠新宿 スペース・ゼロ(2006/3/15-26 15ステージ)
http://www.spacezero.co.jp/
全指定 前売当日とも5000円
＠大阪 松下IMP ホール 3/10-12 4ステージ
作：千葉雅子[猫のホテル] 演出：池田成志
美術：福沢諭志＋至福団、片平圭衣子 照明：宮野和夫 音響：内藤勝博
衣裳：伊藤早苗 映像：ムーチョ村松、吉田りえ 演出助手：大堀光威
舞台監督：宇野圭一＋至福団 チラシイラスト：高田聖子 宣伝美術：永瀬裕一
制作：花本理恵 プロデュース：岩間多佳子
製作 R・U・P http://www.rup.co.jp/20051116_yakusoku/
出演：
高田聖子[劇団☆新感線] ：村田奈美子
木野 花 ：佐々木和美ほか
千葉雅子[猫のホテル] ：ジュンほか
伊勢志摩[大人計画] ：野瀬容子ほか
池谷のぶえ ：浅田悦子ほか
加藤 啓[拙者ムニエル] ：結城隆夫ほか
池田成志 ：北城柊ニほか
2006/3/18(土)曇 1:01-3:31PM(2'27)最前方下手 客席ほぼ満員(380？人)
客層：20-30歳代中心に中高年まで幅広く。女性7割。お友達連れと単独半々。
客入れ：当日券たぶんあり。中央張り出し舞台の両脇に5列、正面雛壇に12列。
端の席だと斜め姿勢となりがち。下手側の通路を出捌けとして使用。ほぼ定時に
開演するので遅刻注意（遅刻客にはいじられサービスあり）。
折り込みチラシ厚め。折り込みチラシなし。物販。パンフ(A5 26ページ1000円）
高田聖子×中島かずき対談、役者たちの鼎談収録。 カーテンコール2回3分。
お笑い担当＠新感線・高田聖子の年一企画(95〜)最終。人間の役、禁時空移動、
演出・役者選抜という三つの掟で、番外勝負。最初から決めていたらしい、女囚
さそりオマージュで締め。
舞台。コンクリート壁と鉄フェンスの殺伐。中央、開口がスライド式、下手固定。
張り出し舞台にいくつかコンクリートブロック、テーブルら調度に見立て。
そこから下手側手前と後方に通路設定。
お話。東北の港町、東京からやってきた訳ありげの一人の女。市場の仕事や女房達
とも馴染み始めたある日、彼女を中傷する怪文書が流布される。異常者呼ばわりの
訳を問えば、さもあり。穏やかな日々も仕舞に。仮出所の女は、悪意にみちた「あ
の男」への復讐の念を新たに、居所を探すべく町をでるのだった。
しかし、いく先々で待っていたのは男の罠。男は、情を通じた相手がため、請われ
れば殺人さえ犯しかねない、壊れかけた女の性行を知り尽くていたのだ。この哀れ
な女の運命はどうなってしまうのでしょうか。タイトルの「約束」(72 仮出所の
女囚・岸恵子×逃亡中の強盗犯・萩原健一の哀しい恋愛）モチーフは、終盤絡ませ。
趣味趣味ノワール劇。梶芽衣子周辺ラブ祭り、濃厚すっとこどっこいキャラ芝居で
お囃子。ちと後者によりすぎて、いささかハシャギ気味。「約束」「女囚さそり」
ファンはちとズッコケ入るかも。復讐の怨念に燃える主人公を中心、男(の罠)との
攻防を幾ステージかで展開。大人しくしてる訳がない、演出と役者たちのおかげで
、マンガ模様。キャラや遊びに懲りすぎて、なに？！場面もあるけど、本気でバカ
放し飼いの楽しさにヨーレイホーねこ。梶芽衣子＝さそり、アウトロー世界と、
くだらな笑いのどっちも好きな欲深ぶり。主菜とデザートを同時に食べたいな。
後半は篠原とおる、ぐっと劇画か火サスかシングルＢ面タッチ。甘辛どっちも旨い
役者陣が、腰を据えてちと濡れたブルースプレイ。色気がねえなあと不満ねこも
ちと安心、ちと昼メロだけど。
役者。名前を聞いただけで、濃厚プレイにお腹いっぱい／各人 ぞろい。高田聖子
さん。憂いに沈むアナザーフェイス。ラストの歌、思いっきりのいい女っぷりに
姉御と呼ばせてくださいねこ。伊勢志摩さん。伏し目がちに濡れた芝居○。
池谷のぶえ。暴走機関車、でも加減速自由自在で油断ならぬおもしろさ。加藤啓。
後半で泣かせる(ないけど)いい人ぶり、もそっとそこら観たかったねこ。
池田成志。エロと悪意で一人勝ち。木野花、千葉雅子 渋く助演。
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