＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2006/4/6-9 4ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
こまばアゴラ劇場支援会員のみ
原作：谷川俊太郎 構成・演出：平田オリザ
音響：緒方春英、薮久美子 照明：岩城保 舞台美術：杉山至×突貫屋
衣装：有賀千鶴 衣装アドバイザー：畑野一恵 舞台監督：熊谷祐子、小林智
歌唱指導：さいとういんこ あなんじゅぱすロゴデザイン：吉村麻衣子
写真：田中流 宣伝美術：秋＋太田裕子 制作：足立誠((有）レトル)、一條智子
主催：(有)アゴラ企画、こまばアゴラ劇場 企画制作：(有）レトル、
あなんじゅぱす／(有)アゴラ企画、こまばアゴラ劇場
出演：
岩下徹（ダンス）
ひらたよーこ（作曲・歌・ピアノ）
只野展也（音楽監督・キーボード）
2006/4/8(土)晴 5:05-5:57PM(51) 奥側上手 客席ほぼ満員(80人)
客層：20-30歳代中心に老若男女。女性過半数。子供連れ1組。
客入れ：開演定時20分前から整理番号順入場。円形客席。ダンスはどこでも、ミュ
ージシャンなら好みで、座席を決めればよし。折り込みチラシ厚め。不要チラシ
置き場を設け、持ち帰り袋を用意して親切。 折り込みパンフ。A4 3ページ
歌詞カード別添。挨拶、曲目、出演者など。物販。CD1800円ほか。
カーテンコール1回。
イメージと音(言葉)と出会う、谷川俊太郎の絵本原作。インプロダンサーの岩下徹
との共演。
舞台。真白床に円形舞台。周囲に流木、偏って砂の山。対角にキーボードとピアノ。
ピアノの後ろから天井まで蔦が伸び。白いロープを垂らし。キーボードの先にも
赤い糸一条あり。
構成。谷川俊太郎詩歌と音（歌唱）、とあるそんな場所、人々との出会いと消滅の
物語。
言葉と音、なんでも遊具ら、世界に触れる新鮮な驚き。パフォーマとも共感を呼ぶ
楽しいステージ。好奇心旺盛に触れてはリアクションの岩下さん。こいつはどうだい
と、おしゃべりな動きと視線はしばしば客席に向けられ。悪戯共犯の楽しさ共有気分
ねこ。
曲目 詩：谷川俊太郎 作曲：ひらたよーこ 編曲：あなんじゅぱす
・「とおく」
ひらたさん、只野さんは黒一色、岩下さんは赤いインナーが覗く、白のスエット
スーツ。無音、岩下さん、きょろきょろ、そわそわ。あちこちに触って、これは
何だろうの態。客席の子供やお父さんとアイコンタクト。歌が始まり、ピアノ音に
びっくり。ひょこひょこと足踏みながら歩行。
・「芝生」
・「んぐまーま」 流木を集めたりして。
・「あなた」 床に座り、寝転がり。客席に視線。「別の人」の歌詞で壁にぶち
当たり、倒れる。しばし繰り返し。ひょこひょこ、ばたばた動き、しだい激しく。
曲が終わり、素になって予て用意の客席座り。ペットボトルのお茶飲み。「一休み」
とお客に話しかけ。椅子置きしてあった構成台本をとり黙読、指さして、客に目配せ
確認。
・「歩くだけ」 ブギウギ、弾むステップで回り。ポケットの赤い裏地を出して
はしゃぎ。歌が終わり、無音もステップ継続。赤い紐は電灯スイッチ。引いて入り
切りをするたび、床照明が変わり、ピクチャーショー。調子がのってきたところ、
突然暗転。「あっ」「オーマイガット」と小さくしまった声。場内くすり笑い。
明転。ひょこひょこと歩きながら、両手を横に広げ。ひらたさんが口笛〜歌。
・「朝のリレー」 ゆっくりと舞台縁を回りながら周回、自転と公転。倒れて、
立ち、背伸びをして見上げる。
・「新しい荒野ーアポロ11ー」見上げながら、四肢を広げ、うなだれる。繰り返し。
倒れて、大の字。
・「んぐまーま」起きて、ステップを踏み歩く。天井から垂れたロープを引いて
くりだし、床に延ばす。ロープにぶら下がり、揺れる。コップに落ちた水滴音が
流れる音。砂山の頂きを手で崩し、中からの赤と蛍光黄緑のビーズを掻き出す。
ビーズは裾野に広がり。仰ぎ見て、ゆっくりと手を横に広げて回る。ゆっくり暗転、
消えていく岩下さん。
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