＠池袋 サンシャイン劇場(2006/11/2-19 21ステージ)
http://www.sunshine-theatre.co.jp/
全指定 前売S席6000円 A席5000円 当日S席6200円 A席5200円
作・演出：宮藤官九郎
舞台監督：青木義博 照明：佐藤啓 音響：山口敏宏 舞台美術：加藤ちか
音楽：富澤タク、星野源 衣裳：戸田京子 ヘアメイク：大和田一美
振付：八反田リコ 映像：ムーチョ村松、吉田りえ[トーキョースタイル]
演出助手：大堀光威、佐藤涼子 写真撮影：田中亜紀 チラシイラスト：篠崎真紀
宣伝美術：吉澤正美 制作：長坂まき子 企画製作：大人計画、（有）モチロン
出演：
松尾スズキ：夏祭冬助 かさいとうすけ（小説家）
池津祥子 ：河西春 かわにしはる （冬助の妻）
宮藤官九郎：屋敷 （編集者）
宍戸美和公：シズル （仲居頭）
荒川良々 ：じゅん （シズルの弟）
猫背 椿 ：椎名あや（京都の女）
皆川猿時 ：橋爪巌 （仲居）
少路勇介 ：猿飼洋介（温泉宿の人）
星野 源 ：小田島 （温泉宿の客）
平岩 紙 ：アオバ （女子大生）
宮沢紗恵子：ミズホ （アオバの友人）
古田新太[劇団☆新感線] ：塩谷五郎 しおやごろう
伊勢志摩 ：男島礼子 だんじまれいこ（塩谷のアシスタント）
2006/11/5(日)晴 7:06-9:24PM(2'16) 1F中段下手 客席超満員(840人)
客層：20-30歳代中心に中年層もちらほら。女性過半数。
客入れ：当日券。開場時しばらく後もあり、もしか余裕？。補助椅子は横1列に
満たず。イベント、おもしろ前説などなし。ロビーで歴代ポスター展示。
折り込みチラシやや厚め。折り込みパンフA4 1枚。 物販。今回用パンフ、
グッズなし。旧版販売。 カーテンコール2分 2.5回・最後は皆川猿時から一言。
宮藤官九郎プロデュースユニット最新。
舞台。裏庭に面した温泉宿。縁側付き襖障子の続き部屋が斜におかれ。上手に
「サウナ」とある小部屋。下手壁に女性選挙ポスター。上方に紅葉わんさかの山家
風景。
お話。静岡の温泉宿。缶詰で執筆中の官能小説家。明日が〆切！と悶絶しながらも？
女性相手に悶悶絶倫！。取り巻く周囲は変なやつらばかり。ウーマンリブの活動家と
なんか得体の知れない「先生」。ＴＶ俳優と彼にダメ出しをする刑事。仲居と板前を
往き来する男。そして、恐るべき小説家の妻。
軽く発熱しそうなギャグ祭模様、でも結構冷静。物語ってなんだっけ？とどうでも
よくなるほどに、こまめにギャグめく前半。何がなんでも笑いにもっていく、
生真面目な狂躁ぶりがすごい。ねちっこく、猥雑な役者陣がならでわの魅力。
とりわけ、女優達の堂々としたお下劣ぶりには、逆に爽快感を感じるねこ。くわえ、
池津姉さんの思い切りの良さには惚れ直したねこ。対して、男優陣は恥ずかしげに
して、それ自体ネタ扱い。松尾さんの自作朗読責めとか、星野君の出で立ちとか。
バカをやりつつ、ほどをわきまえた(寸止めかちょい越境）冷静さ、客観視あり。
そこらバランスも面白いところ。終盤はサイコサスペンスに雪崩れ込み、そこから
生む歪んだ笑いもまた(以下同文）。
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