＠下北沢 本多劇場(2006/11/9-26 21ステージ)
http://www.honda-geki.com/honda.html
全指定 前売5500円 当日6000円
＠大阪 シアター・ドラマシティ 12/5-6 3ステージ
＠仙台 仙台市青年文化センター シアターホール 11/30-12/1 2ステージ
＠福井 福井市文化会館 12/9 1ステージ
＠名古屋 名鉄ホール 12/12 1ステージ
＠新潟 りゅーとぴあ劇場 12/16-17 2ステージ
＠福岡 ももちパレス 12/20 1ステージ
＠広島 アステールプラザ中ホール 12/23-24 2ステージ
作・演出：長塚圭史
美術：島次郎 照明：佐藤啓 音響：加藤温 藤森直樹 衣裳：前田文子
ヘアメイク：河村陽子[DaB] 映像：上田大樹、新見文
演出助手：城野健 舞台監督：福澤諭志＋至福団 宇野圭一（至福団）
宣伝美術：Coa Graphics 製作：ゴーチ・ブラザーズ
主催：阿佐ヶ谷スパイダース、TOKYO FM
助成：芸術文化振興基金 舞台芸術振興事業
出演：下記
2006/11/12(日)晴 2:06-4:42PM(2'35) 中段上手 客席超満員(410?人)
客層：20-30歳代中心、時々中年層。女性7割。
客入れ：前方通路縦横に補助椅子（事前予約制）、階段座布団は8人とまだ余裕。
折り込みチラシそれなり。折り込みパンフ B5 4ページ。配役、スタッフ、予定。
次回公演 6月 一ヶ月ロングラン公演＠スズナリ 「少女とガソリン」。
物販。パンフ(B6 192ページ 1000円)これはもう単行本厚さ。書き下ろし小説、
相関図、役者を語る多量の寄稿、日比野克彦×長塚圭史対談。初演ほか過去
公演パンフ販売。ほか今回発刊の戯曲本。 カーテンコール1回1分。
「監禁事件」を扱い、注目を集めた2000年度作品を改訂、初の再演。
舞台。地上と地下、中央に縦穴。闇に浮かぶ境界の赤が印象的。地上母屋は古ぼけた
和洋折衷。上手に雀卓のあるリビング、下手に寝室。
お話。プー太郎、近所を束ねる悪友から留守番依頼。とある者達の世話をしてほしい
という。あろうとこか、彼らは悪友に監禁されていて。
行為は犯罪、動機は片恋。加害者こそ痛い、ノワール劇転じて家族劇として深化。
再演にあたり、監禁張本人の母親を追加。青年の蛮行に、母親（監禁少女もしかり）
への思慕の情と裏切りの痛みを透かし見せ。息子を愛するほど、トチ狂って離れて
いく母親の哀れさも相乗。状況が酷く荒くれるほどに切なく、胸が痛くてしかたない
ねこ。猟奇的な物語も、細やかで深い人物描写で家族の、青春の悲劇として普遍性
もち。再演の成果十二分と思うねこ。
併せ、初演以来の幸福のありかを問う芝居でもあり。過酷な状況も、結構案配よく
遊び過ごす監禁者達。過酷な心理状態へ入る、加害者青年と立場逆転の皮肉。歪んだ
形、現実逃避の刹那にせよ、夢を追うファンタジーな一面あり。苛酷な展開のそこ
ここに兆す希望の感触に、しみじみと感じ入るねこ。
役者。お楽しみの多彩な役者陣。青年役にいつも辛い？役回りの伊達さん。危うさと
繊細さを併せ持つ演技○。若い母役・美保純さん。匂い立つよう存在感。「悪女」の
底に、孤独な女性の姿がみえて、痛々しい。留守番バイト・内田さん。若きナイーブ
さ自然体。中山さん。松浦さん。大人子供を無理なく、演じる名芝居。剱持さん。
凛々としたありさまが素敵。八嶋さん。はっちゃけながら、芯はしっかり。メリハリ
芝居の狭間に、零れる叙情が泣かせ。村岡さん。間合いの巧さ。長塚さん。痛い有様
もさらっと笑いにすり替える、美味しい役。大堀さん。いつもと違うダークサイドの
お楽しみ。
初演 今回 2000/8/9-16 2006/11/9-26 11ステージ 21ステージ 駅前劇場 本多劇場 全自由2500円 全指定5500円 他全国7カ所 上演2時間 2時間35分 舞台美術：松浦孝行 島次郎 宣伝美術：長塚圭史 Coa Graphics 出演： 中津正行（監禁張本人） ：小林顕作 伊達暁 中津和子（正行の母親） ：ー 美保純 大瀬幸司（中津のダチ） ：伊達暁 広瀬幸司：内田滋 西田明夫（中津のダチ） ：長塚圭史 ← 石川陽子（西田の元恋人） ：加藤直美 村岡希美[ナイロン100℃] 九頭哲彦（中津のダチ 警官） ：小泉和幸 五味哲彦(刑事)：大堀こういち 宮本 （陽子の新恋人） ：小林健一 八嶋智人[カムカムミニキーナ] 井口孝之（監禁中） ：中山祐一朗 ← 柴菜緒 （監禁中） ：松浦和香子 ←[ベターポーヅ] 小笠原洋介（監禁中） ：政岡保宏 玉置孝匡[PPPP] 菊沢真理恵（監禁中） ：森マモル 剱持たまき 高梨彩 （正行がなんぱ？） ：ー 水野顕子 福本由希（彩の友達） ：ー 大久保綾乃
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