＠大阪・千林大宮 芸術創造館マンスリーシアター(2008/5/22-25 5ステージ)
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全自由（整理番号付) 前売2800円 当日3000円 高校生以下2000円
原作：W・シェイクスピア 演出：谷省吾
舞台監督：永易健介 照明：池田哲朗 音響：八木進 美術：渡辺舞
宣伝美術：東學 演出助手：前田真奈美 制作：宮崎由美、岸原香恵
製作総指揮：村守春樹
出演 ＊＝劇団員：
若林ゆい ：ドン・ペドロ（アラゴンの領主）
岸本奈津枝：ベネディック（パデュアの貴族）
福田恵[Giant Grammy]：クローディオ(フローレンスの貴族)
手塚裕美 ：レオナート （メシーナの知事）
北村美和＊：ヒーロー （レオナートの娘）
牧野亜希子＊：ベアトリス（ヒーローの従姉）
山本雅恵 ：アントーニオ（レオナートの弟）
中道あき ：アーシュラ （ヒーローの侍女）
生田みゆき：マーガレット（ヒーローの侍女）
岸原香恵＊：ドン・ジョン（ドン・ペドロの義弟）
小川十紀子[遊気舎]：ボラチオ（ドン・ジョンの従者）
小林美穂[劇団ひまわり]：コンラッド（ドン・ジョンの従者）
辻千香[Giant Grammy]：フランシス（修道士）
梁川能希＊：ドグベリー（警保官）
中島真央 ：ヴァージズ（村役人）
2008/5/24(土)大雨 7:05-9:14PM(2'08)前方中央 客席7割(70人)
客層：20-30歳代中心。女性過半数。
客入れ：見やすい、雛壇に椅子席の通常客席。適時誘導。折り込みチラシそれなり
パンフ A4 3ページ。シェイクスピア、ビートルズなどポイント解説。写真付き
相関図 わかりやすくて○。予定、次回公演不明。 物販。エコバック300円
Ｔシャツ1500?円。いるか＝海「豚」のロゴとイラストに愛嬌あり。
カーテンコール1回1分。
オールフィメール（すべて女優）＋関西弁でのシェイクスピア 喜劇上演。2007年5月
「間違いの喜劇」に続くシリーズとか。
舞台。四本の白い支柱が中央四隅。薄い白布が中央からそれぞれに渡され。木製の
脚立が２つ。白い玉がいくつかさげられ、冒頭、出演者それぞれの手から天へと玉を
昇らせる、美しいシーンに使われ。
お話。将軍ドン・ペドロは凱旋の夜、クローディオの気持ちをヒーローに伝え、
恋成就。ペドロと馬が合わない異母兄弟のジョンは2人の仲を裂こうと策略を巡らす
そんなことなど知らぬ周囲。会えば喧嘩ばかりのベネディックとベアトリスの仲を
なんとかしようと作戦に夢中で。
心地良い生成の感触。気負いや押しつけなく、作品の楽しさがそのまま伝わって○。
古典なきりりとした感触を残しつつ、ネイティブな関西弁でほどよく和らげる。
親しみと共感を呼び、登場人物それぞれが活かされて、全主役の趣あり。ともにあい
和す舞台造りにいつもながら好感ねこ。
暗転１，２回の最小限で舞台を止めず、テンポ良く進行。全編ビートルズ音楽、
小憎らしいくらいに場面に嵌る選曲○。プロレスリングに見立て、三枝口調ら、
ピンポイントであざとい処も愉快。わくわくと物語に心躍り、役者に親しみ、愛着が
もてる舞台になっていて○。次回も観たいものですねこ。
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