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＠伊丹 アイホール(2008/9/19-20 3ステージ)
http://www6.ocn.ne.jp/~aihall/first.html
全自由 一般前売2000円 当日2500円
学生＆ユース[25歳以下］前売1500円 当日2000円
作：デイヴィッド・ヘアー 訳：常田景子 演出：坂手洋二[燐光群]
舞台監督：久保克司(スタッフステーション) 音響：島猛（ステージオフィス)
照明：大塚雅史(DASH COMPANY) 宣伝美術：清水俊洋
出演：下記
2008/9/20(土)晴 2:07-4:26PM(2'18)奥側中央奧より 客席8割(150人)
客層：学生〜初老カップルまで老若男女幅広く。男女半々。
客入れ：劇場中央、長手幅一杯に舞台。ここを挟んで、雛壇4〜5列の対面客席。
照明暗めの入口に案内人常駐。公演前アナウンス必要最小限。折り込みチラシそれ
なり。パンフ 厚手A4 6ページ 初演時のあいさつ、背景説明、配役、予定。
物販なし。 カーテンコール1回。
2005年燐光群にて本邦初演。豪華キャストのリーディング形式で関西初上演。
舞台。リアルなセットだった燐光群版と違い、シンボライズされた簡素な装置を
客席が挟んだ形となり。なんか裁判陪審員席？。19m×4mのフェンスで仕切られた
長い線路空間。白いテーピングの線路は途中から2股に別れ、それぞれの出入口へ
消え。線路方向の上方、バルコニーも使用、高低2箇所での「証言」シーン結構。
客席前の壁に場面や人物など補足説明を投影。
お話。民営化された後、4つの大きな事故が起きたイギリス鉄道。遺族、被害者、
刑事、鉄道会社に、政治家や銀行家を加えた、生々しい証言と思惑。誰も責任は
取らず、解決されない問題と苦しみが残る現実、しかし行動を起こす人々はいた。
丁寧な本格上演、暖かい感触の舞台に好印象ねこ。リーディングの看板も、台本を
片手にするだけで、内容は通常公演と変わらず、良く動き、役者達が交感する舞台。
脚本や字幕の投影らの配慮、親近感が沸く役者芝居など、丁寧な演出、演技の心配り
が暖かい。記録に止まらず、人間くさい内容には引き込まれるねこ。とりわけ、初演
以来の渡辺美佐子さんの母として人として熱い血が通った役柄と演技がすばらしい。
関西独特のちょっと湿った、情に溢れる演技の蟷螂襲さんに心が揺すぶられ。ほか、
熱い・ごまのはえさん、後ろ髪引かれつ無責任・土田英生さん ほか味わいある役者
ぞろい。イギリス独特の用語に台詞を噛む人ちらほらもさわりとはならず。
神戸福知山線事故の現場から遠くないこの場所、企画した劇場とスタッフの熱意が
全体に感じられた好企画と思うねこ。
出演：
亀岡寿行[桃園会］
：男1、乗客1、デニムの若い男、ドッグホール(線路作業員)
蟷螂襲 [PM/飛ぶ教室］
：男2、乗客4、英国鉄道警察官、スコットランド人文学編集者
鈴木こう[南河内万歳一座］
：男3、乗客2、大蔵省高官、メンテナンス会社の技術部長、
キャットウィーゼル(線路作業員)
水沼健 [ＭＯＮＯ］
：男4、乗客7、ロッカー(線路作業員)、巡査、鉄道労働組合長、カレン卿
ごまのはえ[ニットキャップシアター］
：男5、乗客8、ジョン・プレスコット副首相、実業家(ヴァージン社社長）、
ハットフィールドの牧師
森本研典[劇団太陽族]
：男6、乗客9、ベテラン鉄道技師(コンサルタント)、
ビッグ・ヒープ（線路作業員)、同副書記長、警察上司、空軍少佐
土田英生[ＭＯＮＯ］
：男7、投資銀行家、ラスティン・ホフマン（線路作業員)、警察上司、
レイルトラック取締役
平岡秀幸
：男8、元運輸省高級官僚、遺族父、もう一人の運行会社重役、
スヴェン(線路作業員)
樋口美友喜[劇団Ugly duckling]
：女1、乗客2、被害者グループ創設者、ストーミン・ノーマン(線路作業員)
渡辺美佐子
：女2、乗客3、遺族母1、遺族母2
条あけみ[あみゅーず・とらいあんぐる］
：女3、乗客6、民間運行会社鉄道重役、遺族未亡人
重定礼子[南河内万歳一座］
：女4、乗客7'、ウェンディ秘書、サリー秘書、パイマンチャー(線路作業員)、
弁護士
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