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 イデビアンクルー「挑発スタア」にしすがもアート夏まつり’09

 @西巣鴨 にしすがも創造舎(2009/8/20-25 7ステージ)
 http://sozosha.anj.or.jp/index.html
 全席自由 4500円 20日プレビュー公演のみ、一律3500円

 振付・演出:井手茂太 照明:齋藤茂男 音響:島猛 美術:伊藤雅子
 衣裳:堂本教子 舞台監督:大川裕 制作:days/days plus
 助成:平成21年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業)
 後援:豊島区 共催:NPO法人アートネットワーク・ジャパン主催:days
 出演:
 東さくら、金子あい、川村奈実、斉藤美音子、菅尾なぎさ、中尾留美子、
 依田朋子、宮下今日子、小山達也、佐藤亮介、中村達哉、原田悠、松之木天辺、井手茂太

 2009/08/23(日)曇 3:05-4:36PM(1'28)奥側入口より 客席超満員(180人)
 客層:20-30才代中心に、未就学児童の親子連れ、中年層と幅広く。女性過半数。
 客入れ:受付開演45分前、開場30分前。今日は2,3分ほど早めに進行。整理券は
 シール式、服の見易い位置に貼る趣向。わかりやすくて○。開場時で70人ほど。
 体育館長手方向・両側にスタジアム設営。長机装置がある中央よりが○。奥側の街灯
 装置下が見える位置がいいかも。スタジアムの手前側入口に集中、反対側の階段から
 奥側へ誘導した方がいいと思うねこ。 折り込みチラシそれなり。パンフ A5
 3ページ。写真付きプロフィール、スタッフ。物販なし。 カーテンコール3分2回。

 本作をもって、暫く充電期間にはいるという、名残惜しい公演。
 舞台。長大なテーブルが中央、薄緑のカーペットが引かれた先に大きな平台。幕を
 落とすと松葉目ものの壁が出現。

 構成。旧家に繰り広げられる人間模様、男女関係と、自由自在なダンスや群舞。

 イデビアン、最高!。とってもグルービー、めくるめくダンスと関係性、すったもん
 だ天国。ものすごい振付量はオープニングシーンで、すでに通常ダンス公演1本分。
 黙っていれば超スタイリッシュなのに、ずっこけを入れずにおかない偏執狂ぶりに
 愛情。井手×斎藤のデュオは白眉、かっこよさと、捻ったおかしみを両立させて◎。

 キャラ設定と関係性もいつもより色濃く反映。ムーディに切なく、やがて照れ隠し?
 にヘンテコに変容しては元に返り。自由も、心は忘れずの芯のある自在さに好感。
 郷愁を呼ぶ、ラストの机でユニゾン振りシーンがまた素敵。長めの1時間半だけど、
 ずっと見ていたい幸せ心地ねこ。

 構成覚書。
 ・メイド(東)が支度。ムーディな曲。執事(井手)、将校(中村)とメイドの三角
  関係示唆ダンス。
 ・バスドラ、打ち込みリズム。わらわらと人々。和服の主夫妻(小山、菅尾?)、
  麗人(川村、依田ら)と男達らセレブ、秘書(金子)ら使用人。長テーブルで椅子
  ダンス。立ち上がって乱調、ユニゾン歩行、ステップ、ロール。座って、麻痺。
  ボールを投げてはパスなマイム。

 ・メイドが高島田を結い上げて、執事とテーブル状で対峙ダンス。
 ・2,3組になって、とりどりの駆け引きダンス。

 ・ムーディにドレス(依田?)と眼鏡ダンディ(松之木)の椅子ダンス。蕩け合う
  からだ。それをのぞき見する男女。気付かれて取り繕うため、餅をつく。突発する
  男女の変な動き。主人が止めるのも聞かず、ムーディ男女の上に座る奴ら。そうか
  と思うと、個室にこもる将校は主人へ懺悔?。

 ・見て見られて、口止め?の礼金を渡すのを遠慮して返し(中尾と?。別の組が繰り
  返し〜)、いつしか大勢での綱引きとなり。結局もらって握手。

 ・主人の妻は座禅修行みたいなレクチャーを始め。マネキン状態の一同をポージング
  して満足する女。女にプロポーズして振られる奴。慰め組と操り組に別れて、
  メイドは主人を操り、怒りの演技をさせ。昔の恩を忘れてどうこうと、?に。
 ・4人+1人で歩行。松葉目舞台で眼鏡ダンディうたいあげ、女とむつごと。見つかっ
  て、松のポーズ

 ・潮騒。井手、将校とメイドの合い別れな関係性ダンス。テーブルを挟み、相対する
  が、顔は見合わせないメイドと将校。繰り返しても変化なし、メイドはテーブルの
  上を転がり、次いで将校。メイドは去り、後ろ髪を引かれる将校。潮騒、暗がりで
  歩行。
 ・総員、クラップとボックス踏み。
 ・執事・井手とセレブ・斎藤のドラマティックデュオ。なぜか踊る前にズボンを脱ぐ
  執事・井手。フィッシングしたり、対抗意識マンマンのセレブ。マタドールダンス
  で返す執事。意識しているのに、目線は通わせない2人。

 ・男女4組、バタバタと。眼鏡ダンディが抜け駆け。執事とセレブが気合いのユニ
  ゾンダンス。大歓声を浴びる。主人夫婦らが悠々と拍手に答えながら歩き。調子に
  乗って、主人は綱渡り芸(床に輝線)を披露し、周囲はシラケ鳥。主人は眼鏡ダン
  ディとその恋人に気付く。女を慰める眼鏡。主人はお前か?と犯人捜し。
 ・タンゴ、ユニゾンダンス。ナトリウム灯が入って場内セピア色。テーブルに座って
  対峙。
 ・メイドと女主人がシェイク。ラジオに、アンニュイにボサノバ・どうぞこのまま
 (丸山桂子)♪。長テーブルに一同座り、手と上体振り、ステップのユニゾンを
  くりかえし。

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