＠横浜桜木町 横浜にぎわい座 のげシャーレ(2010/2/27-3/2 7ステージ)
http://www.yaf.or.jp/nigiwaiza/
全自由 一般 予約2500円 当日3000円 高校生以下 予約・当日共1000円
作・演出：神里雄大 照明：黒尾芳昭（株式会社アザー） 音響：高橋真衣
舞台監督：鳥養友美 映像：ワタナベカズキ 宣伝美術：先崎哲進(TETUSIN)
制作：寺田千晶・岡崎龍夫 照明操作：内山唯美（劇団銀石）
字幕：小畑克典 翻訳：office konjac 主催：岡崎藝術座
共催：坂あがりスカラシップ（急な坂スタジオ・のげシャーレ・STスポット ）
http://kyunasaka.jp/
出演：
初演 再演 2008/10/30-11/10 2010/2/27-3/2 15ステージ 7ステージ こまばアゴラ劇場 横浜にぎわい座 1時間29分 1時間22分 ・リズム三兄妹 利頭武(長男) ：鷲尾英彰 ← 長女 ：白神美央 宇田川千珠子[青年団] 夢子（次女） ：内田慈 中村真生[青年団]
ショウコ(夢子の友達)：召田実子 ← 俳優の坂田 ：億土点 橋口久男[三条会] 女（長女と同棲中） ：坂倉奈津子 竹中香子 巣恋歌（国民的歌手）：西田夏奈子 ←
2010/3/1(月)曇 7:33-8:56PM(1'22)中段中央 客席超満員(70人)
客層：20-30才代を中心、学生〜お父さんまで幅広く。演劇人ちらほら。女性過半数。
客入れ：会場初見。地下の稽古場然。広めのロビー、椅子多め、無料ロッカーあり。
ひな壇に椅子と幅の狭いベンチ5列、当日券用桟敷1列追加。横に広がるけど、中央
よりが見易し。後、壁の開口も見えた方がよし。空席誘導あり。折り込みチラシ少々
パンフ A4 3ページ。挨拶、あらすじ、配役とその英語訳。プロフィール、スタッフ、
予定。次回公演。11月新作「古いクーラー(仮)」＠シアターグリーン。
物販。横浜公演版台本 500円。同サントラ＋おまけ曲CD 500円。
カーテンコール1回1分 名残が続くもこれきり。
とりとめない演出で驚かせた作品、舞台を拡大しての再演。
舞台。がらんとフリースペース、かなりタッパ高し。正面左右端、両袖中高の四ヶ所
に開口。手前床、舞台幅に紅白しましま。中央上手にCDラジカセ。下手奥にラック。
上手中程がシャワー室見立て、下手中程がトイレ見立て。
構成。倦怠期のレズカップルは会話もなく、動きさえ緩慢。役者が分するソファに
のんべんだらり。トイレでは力み芝居、ウンチは財布から小銭、シャワーマイムなど
初演継承。 次いで、一転まるでマーシャルアーツに動きまくり、また無理な格好で
力み芝居。一方、ソファ演じる役者を盲愛するファンが血管切れるかという、テン
ション芝居で恋の戸惑いと欲望を激白。友達はなだめまくるが、リズム感のなさには
憤り。というのも、彼女は巷で噂のリズム三兄妹、リズムを守ることには厳しいのも
さもあり。お兄ちゃん子の妹は、兄が聞き取った国民的歌手・巣恋歌のリズムの乱れ
を知らされる。信じられないが、直接あって確かめようということになって…。
妹の長尺リズムソロ、巣恋歌はヴィオリン弾き語りと初演継承。
キャスト半数入れ替え、広さを活かし衣裳道具を増やしたりと、また味わいが違う
再演。力み、脱力、へんな仕草、ダンスら、役者にさまざまなストレスを掛けての
カラフルで珍しい演技が連綿。会場が広い分たっぷり感あり。放った荷物をキャッチ
する役柄登場、リフターで高く、垂れ幕を下げたり演出はならでは。エモーショナル
な西田ヴォーカルは今回もたっぷり。ヴィオリン弾き語りは慣れたけど、たっぷり
スカートの宮廷衣裳には一瞬目が点ねこ。自在に演技するけど、場のイメージは
かっちりと描いてぶれず、巧いと思うねこ。
[月間一覧］