＠熊本河原町 ギャラリーADO（2013/5/31-6/4 6ステージ）
http://galleryado.com/
全自由 前売2000円 当日2500円 ペア割（2枚セット）3600円
作：柴幸男［ままごと］ 演出：天野天街［少年王者舘｝ 美術：雨傘屋舞台部
舞台監督：亀井純太郎 照明：玉垣哲朗 音楽：珠水［少年王者舘］
テクニカルサポート：坂本龍彦 チラシコラージュ：アマノテンガイ
チラシデザイン：SSI Art Factory ＤＭ・パンフレットデザイン：佐藤健二
受付：古殿万利子 制作：黒田惠子 雨傘屋制作部
出演：
椎葉みず穂 ：わたし（ちいちゃん）
街乃珠衣［少年王者舘］：月ちゃん
平野浩治［劇団濫觴］ ：お父さん
松本麻衣子［あったかハートふれあい劇団］：お母さん
松崎仁美［劇団濫觴］ ：お姉ちゃん
コバヤシユカリ［小林どろり］：お婆ちゃん
徳冨敬隆［DO GANG］ ：先生
桑路ススム ：男子
ご参考 ままごと公演 初演(2009年
1時間19分)再演(2011年。1時間25分)
2013/6/2(日)曇 2:03-3:13PM(1'09)奥側より 客席ほぼ満員（38？人）
客層：20-30才代中心に幅広く。初演キャスト遠征組の姿もあり。女性過半数。
客入れ：先着順、開場時10人ほど。3部屋続き会場の壁際5カ所にベンチと椅子。
押入席あり。奥側は猿山かという集合ぶり。クーラーを止めるので暑くなり。
折り込みチラシそれなり。パンフ A5 3ページ。面妖なる天野挨拶、配役、
スタッフ、予定掲載。物販。サイン入りポストカード。缶バッチ。
カーテンコール1回1分。
名古屋の奇才・天野天街に挑戦状な雨傘屋年一公演。過去に平田オリザ、岡田利規と
きて、今年は柴幸男の代表作。天野氏に影響を受けたと公言してる作品だけに、
どうなることやらとお楽しみねこ。
会場舞台。ウナギの寝床、四畳半の続き3部屋。押入は客席、舞台用とも使用。
中央の間にちゃぶ台、主にちいちゃん家のお茶の間設定。そこから両脇に向かって
宇宙、両側に男子と先生が常駐。長身の先生役がまっすぐ通り抜けられるよう、
鴨居・壁に頭形の切り欠きがあって笑い。それほどに天井低く、狭い会場は
むんむん状態。
お話。友達となる2人の少女の出会いと一生、その一人の家族の少女や祖母が死ぬ
までの時々。そして少女らの100年と地球が燃え尽きまでの40億年を、彼方から
見守る男子な星と、アウトローなその先生の100億年の時々に描く。
無印良品にカラフル古着をコーディネート、醤油ラーメンでも背脂こってり系と
いう、アレンジとトッピングの楽しさおもしろさ。ハイピッチのテンポ、密室小空間
でグルーブ感上々。オリジナル台本を一部変調、冒頭は時報を「お知らせしない」〜
無の世界表現。ベースはそのままも、原作の変調部分はより過激にへんてこりんに。
おばあちゃんがシールはがしでシンナー中毒、深みにはまるとか、笑い。
ＴＶのホワイトノイズでシーンザッピング、ミラーボールで星、先生と男子の星語り
でオールデイズの緩やかポップス。ラップ乗りはハイテンポでしっかり。高じると
熊本弁でスパイシーに情感高め。ラスト、ちいちゃんのもとに現れる男子は、
劇場戸を開け放ち、野外から光とともに到着。臨場感はオリジナルを越えてて、
ぐっとくるねこ。
ちいちゃん役・椎葉さん。きらきらとボーイッシュ。その友達月ちゃん役・
街乃さん。少年王者舘な独特の少女性を添えて味わい。お父さん、お母さん、
ふっくらといい感じに中堅役者の豊かさ。我が星で一番好きなシーン、２人の
日常ラップシーンが一層○。
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