＠下北沢 駅前劇場（2014/3/7-23 19ステージ）休演3/10,16
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自由3300円 指定3800円 当日+500円 前半割引 自由3000円 指定3500円
当日+300円
脚本・演出：岩松了 舞台監督:伊東龍彦 舞台美術:原田愛 照明:杉本公亮
音響:高塩顕 宣伝美術:坂村健次 舞台写真:松井康一郎 制作:土井さや佳
企画・製作:(有)鈍牛倶楽部
出演：
安藤聖（新進劇作家 元劇団員）
小林竜樹：ミナミ（劇団演出）
尾上寛之（映画俳優 実質休団状態）
亀田梨紗（演出助手 制作 ）
児玉拓郎（元TSUTAYA六本木店店長 安藤に岡惚れ、便宜を図る）
高橋ひろ無（タレント 尾上後輩）
梅宮万紗子（客演 芸能人）
駒木根隆介（梅宮マネージャー）
吉牟田眞奈（劇団員 お岩役）
永岡佑（劇団員 伊右衛門役）
ペ・ジョンミョン（劇団員 宅悦役）
清水優（劇団員）
滝沢恵（小道具担当）
橋本一郎（舞台監督 美術担当）
藤木修(高橋の付き人）
2014/3/7(金)晴 7:05ｰ8:49PM(1'44)前方中央 客席満席(100人）
客層：若者とおじさん。男性過半数？。
客入れ:全椅子席。自由2列 指定最前B 6列。前後に通常より間隔にゆとりあり。
折り込みチラシそれなり。パンフA4 1枚。物販なし。カーテンコール1回。
久々のプロデュース公演。演劇のみならず、映画、ＴＶなど活躍の多彩な若手を
集め。
舞台。雨戸の向こうはコンクリート打ちっ放しのワンフロア。劇団稽古場設定。
壁にチラシや劇評。正面トイレ。その左手に階上階段。岩松了芝居に不可欠、
事件は階段で起こるのですな。
お話。演劇賞を受賞し、評価が高まる小劇場劇団。次回公演は古典・四谷怪談。
宅悦とお岩に青春をみた、そこをピックアップしたいと言う演出家の弁だが、
劇団員達はぴんとこない。飴と鞭で後者が勝ちがちな暴君に嫌気と疑問がさした
こともあり。劇団内は円満とはいえず、看板俳優は映画出演メインで顔さえ出さず、
頼りの作家は温泉旅行。残された二番手達で稽古を進めるが、演出、役者とも
なにかともめ事ばかり。どうなってしまうのでしょうか。
ニヒルな笑いを誘う青春残酷群像劇。愚かで醜い面を露わに、切なさとも笑いを
まぶしてらしい首尾。出戻り作家、離反した俳優と演出家の三つどもえの確執
(作劇＋恋愛がらみ）を縦糸に、訳ありの個々と関係性を横糸に絡ませて描き。
多人数の人物それぞれ取りこぼさず、興味深く浮かばせ、絡ませるのはさすが。
お家芸の執拗な自問自答を繰り出し、関係性を綴った末にうっ積が爆発、
刃傷沙汰に転化。いつもながらその妙に痺れるねこ。意味不明の、ナンセンスな
言動もまた虚を突かれて面白く。
役者。聖さんに一足の長。夢の場面では自虐的な美女というのがツボ。
マネージャ役・駒木根さん。嫌らしい悪漢ぶり○。
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